- 黄昏の百合の骨 (Mephisto Club)/恩田 陸
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「自分が死んでも、
水野理瀬が半年以上ここに済まない限り
家は処分してはならない」
亡き祖母の奇妙な遺言に従い、
『魔女の館』と噂される洋館に、
理瀬は、やってきた…………。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
半年以上暮らさなければならない理由とか
どう見ても仲良く暮らしてるように見えないのに
姉妹が一緒に生活している理由とか
そもそも理瀬だって普通の女子高生じゃないような…とか
読む前と読み始めてしばらくはかなり期待してた。
んだけど、最後まで読んでも「?」が残る。
スッキリしないな、まだ続きがあるってことなのか?
とモヤモヤ思っていたらこれには前があったのか……。
複雑な人間(家族)関係だとか「これ誰?」だとか、
気になることがちょいちょいあって、
話を素直に楽しめなかったような気がする。
前作を読んだ後で(正しい順番で)読めば
もっと面白かったんだろうか。
少なくとも今のところ、
「前作を読んだ後にもう一度読んでみよう!」と思えるほど、
これが好きだと思えなかったんだよな……。
読む順番を間違えたせいで面白みが半減したとしたら
勿体ないことをしたのかな。