『殺気!』 雫井脩介 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

殺気!/雫井脩介
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大学生のましろは、12歳のとき、
何者かに拉致、監禁された経験があった。
無事に保護されたが、犯人は不明のままだ。
今、当時の記憶はない。
というのも、ひどいPTSDを抱えたため、催眠療法を受け、
その出来事を頭に封じ込めてしまったからだった。
そのためか、ましろには特異な能力があった。
防御本能が極端に強く、周囲の「殺気」を敏感に感じ取ってしまうのだ。
ましろの不思議な力に興味を持ったタウン誌記者の次美は、
彼女の過去を調べ始める。
やがて、拉致・監禁の真相が明らかになるとき、新たに恐るべき事件が…。
――――― 「BOOK」データベースより


個人的評価 : ★★★☆☆


話の内容自体は普通。
特別「好き!」って言い切るほどのこともないし
「ここがダメ」ってグチグチ語りたくなるほどのこともない。


ただ、キャラクターがどうにも魅力的に思えなくて
それが残念。


友部くんだとか催眠療法を施したカウンセラーだとか
もっと絡んでくるのかと思ったのに
「あら?」って思ってしまう人がいたり。
まあそれは私が勝手にそう思った(期待した)のが悪いのか。


何より主人公のましろ。
途中まではましろも「普通」だったんだけど
ラスト近く、誘拐犯を説得するシーンで
なぜか急激に引いてしまって。
うそ臭く感じたというか「そんな人だっけ?」というか。