- 月の見える窓 (双葉文庫)/新野 剛志
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一人の女が幼い息子を残して消えた。
失踪の鍵を握る男の子供が誘拐される。
交錯する失踪と誘拐―――
心の全てが見えた時真相が明らかになる。
欠けていた月がやがて満ちるように……
「あんたの計画は最悪だ」
「兄さん、本気でやるの?」
江戸川乱歩賞作家が抉る、人間の心の闇
――――― 2003年版 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
3つに寄る4つ。
「面白かった」か「面白くなかった」か、だと面白かった。
ラストの展開も含めて、驚きはそれほどなくて
「謎解き」って意味では大したことない?なんて
思ってしまったりもしたけど、この話は嫌いじゃない。
だけど、何となくモヤモヤするような厭な感じも残る。
犯人(の1人)の言うことも解るだけに、厭な感じ。
ニュースなんか見てて違和感を感じることが
その事件の当事者ではない私ですらあるんだから。
だからこそ、何でこんなやりかた?何でこんな計画に乗った?
何でこんな結末?って厭な感じ。