『アンチエイジング』 新堂冬樹 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

アンチエイジング/新堂 冬樹
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Yes or No?
□ 最近、鏡が嫌いだ。
□ 誕生日なんて切ないだけだ。
□ 若い人を見るとやたらと腹が立つ。
□ 「美」=「若さ」である。
□ 整形もアリだ。
□ 年さえとっていなければ、と諦めていることがある。
□ はっきり言って、年をとることは不幸だ。
□ 「アンチエイジング」という言葉には正直、弱い。
――――― 表紙袖より


男は「永遠の若さ」を欲し、女は「永遠の愛」を求める。
鬼才 新堂冬樹が描く、滑稽で純粋な夫婦の情欲の物語


アンチエイジング…その功罪を問う衝撃作



ふと鏡を見て、妻は思う。
「夫が愛してくれなくなったのは、この皺?身体?」
街で女を振り返り、夫は思う。
「あと十歳若ければ、俺だって…」
夫婦は、手段を選ばず「老い」に抗おうとした。
幼子のことも省みずに…
どうしても愛を取り戻したかった妻と、たった一度の過ちを犯した夫。
隠し切れなくなった嘘がボロボロと互いを覆い尽くし、
二人を結ぶ絆は完全に崩壊してゆく。
アラフォー世代に贈る、ある哀切な夫婦の物語。
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆


早いのは早い。
あっという間に読めちゃう。


ただ、どうも面白味がイマイチ解らないまま。


危ないと解ってるところからお金を借りてまで
アンチエイジング、と言うのがそもそもわからんし
個人的には解らないなりに
それをグイグイ読ませるほどの説得力もさほど感じないし。


ただひたすらに子どもが不憫。
両親にそろって見捨てられた上、
母親は別人になり父親は…。


「最近の新堂作品は…」という先入観も

素直に楽しめない一因ではあるかもしれない、と少し反省。