『夜にその名を呼べば』  佐々木譲 | 鈴と空のブログ

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夜にその名を呼べば (ハヤカワ文庫JA)/佐々木 譲
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1986年10月ベルリン。
欧亜交易の社員神崎哲夫は、とつぜん窮地におちいった。
日本の親会社のココム違反が発覚し、
内情を知る彼は追われる身となったのだ。
あげくには上司殺害の嫌疑をかけられ、
行き場を失った彼はベルリンの壁を越え東へ亡命、
消息を絶った―――
それから五年後、日本の関係者たちに謎の手紙が届き、
凄絶な復讐劇がはじまる!
ベルリン、東京、小樽を舞台に、
俊英が放つ入魂のサスペンス
――――― 裏表紙より


個人的評価 : ★★★☆☆


想像したよりも随分あっさり読んじゃったな。


確かにきっかけになった出来事では
上司が殺害された他にも悲劇は起こってるし、
国際的な問題が絡んでたりもする。
未然に防がれたとは言え、スナイパーまで登場したり
復讐にしても何人もが殺されてはいる。
そのわりにあっさり。


「凄絶な復讐劇」という感じがあまりしなかったような…。


復讐を遂げるためにどれだけのエネルギーが必要だったのか、
(マイナスのエネルギーではあるけど)
それを考えると悲痛な話だと改めて思うけど
それを思ってもなぜか“あっさり”な印象なのはなぜだ。