『警察庁から来た男』 佐々木譲 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

警察庁から来た男/佐々木 譲
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キャリアのプライドか、ノンキャリアの意地か。
北海道警察に警察庁から監査が入った。
やってきたのはキャリアの警察官。
各紙誌で大絶賛された「うたう警官」に続く


北海道警察本部に警察庁から特別監査が入った。
やってきた監察官は警察庁のキャリアである藤川警視正。
藤川は、半年前、道警の裏金問題の為に
百条委員会でうたった(証言した)津久井刑事を彼のもとに呼び出し、
監査の協力を要請した。
藤川は道警の何に疑問を抱いているのかはっきりとは言わなかった。
一方、札幌大通署の佐伯刑事は、
署から程近いホテルでの部屋荒らしの件で捜査に向かっていた。
被害にあった男は、昨年末、すすき野の風俗営業店での
「会社員転落死事故」で死んだ男の父親だった。
息子の死が転落事故として処理されたことに納得のいかない父親が、
大通署に再捜査の依頼に来て、ホテルに泊まっていたのだという。
転落事故に不信を抱いた佐伯は、部下の新宮とともに
事故現場である風俗営業店に向かうのが……
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆


『うたう警官』の名前と同じ津久井・佐伯という登場人物で
期待しすぎたのかな…。


面白くないわけじゃないんだけど、
特に「好き!面白い!」というポイントも見つからない感じ。


何人かの登場人物に関しては、

どうも中途半端というか「都合よく使われただけ?」

という感じがしちゃって。

話の中で登場人物が別の誰かを都合よく利用する、というんではなくて。


強いて言えば、
「キャリア=プライドばっかり高くて使えない」みたいな
ベタベタな展開じゃなかったのが良かったかな。