- プラチナタウン/楡 周平
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町長、老人集めて財政再建って、どうやんのすか?
読めばわかります
これぞぐっ~ジョブ!?
平成の大合併からも爪弾き。
財政破綻寸前の田舎町が採った逆転の秘策とは?
シリアスな問題に明るく切り込む、硬派な新社会派小説!
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★☆☆
少々の不満や残念かなと思う部分もあるんだけど、
まぁ面白かった。
残念(というか拍子抜けというか)だと思ったのは
とんとん拍子に上手いこと行き過ぎる感じがすること。
ビジネスとして成功するかどうかというのは
難しい話な上に出てくる数字も大きかったりで
ピンとこないというのが正直なところなので、
「こういうものなのか」と思って読むだけ。
ただ、人間関係の方がちょっと。
老獪な町会議員だとか会社を辞めるきっかけになった上司とか
町長になることに反対してた妻やら両親やらだとか。
ほったらかしとまでは言わないけど、
「そういえば、あのシーン以来出てこなかったな」という感じで。
上に書いた5人のうち2人は一応片はついた感じではあるし
あれ以上書かれても鬱陶しいのかもしれないけど。
実際にこういう街が出来れば、将来は住んでみたいかもしれない。
人付き合いとか色々難しいところもありそうだけど
なかなかいい環境だと思う。