『再生巨流』 楡周平 | 鈴と空のブログ

鈴と空のブログ

読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

再生巨流/楡 周平
¥1,785
Amazon.co.jp

実現可能!前代未聞!
画期的なビジネスモデルを織り込んだ、
話題騒然の経済小説。


このプロジェクト、死んでも成功させてみせる!


脳みそに錐を刺して、血が噴き出るまで考えろ!
それが俺たちの仕事だ!


全てを捨てて打ち込んできた仕事から左遷された男たちは、
画期的物流システム構築に自らの企業人生を賭けた!
差し迫った巨額の決済、保身に走る上司、
君臨するカリスマ社主……。
業界一位の巨大運輸企業を舞台に、
男たちの熱いドラマが弾ける!
――――― 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆


同じ楡さん作品の『ラストワンマイル』より先に読んでいれば
きっと印象は違ったんだろうな、と思う。
これの最後に出てくるアイデアが
『ラスト――』で描かれてるメインのシステムだし。


これと『ラスト――』が同じ話だというわけじゃないんだけど、
同じ方が、同じ物流という舞台で、同じようなテーマで
描いてるということでどうしても似てる気がしてしまって
読んでる間中『ラスト――』が頭から離れない。


新しいアイデアを思いつくきっかけとして
主人公の家族の話も必要だったのかもしれないけど、
家族との絆という点もどうも中途半端な感じがするというか…。


全体的にイマイチ乗れないまま終わってしまって、
「残念」という印象が一番強く、大きく残っちゃった。