『クーデター』 楡周平 | 鈴と空のブログ

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たまに真面目なことをかいたりもするかも。

新装版・クーデター (宝島社文庫)/楡 周平
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謎の重武装軍団が日本海沿岸の原発を狙う。
機動隊は殲滅され、住民は一斉に避難。
折しも日本海では米原潜の頭上でロシア船が爆発炎上。
航行不能となった原潜を挟み「北」と米日韓はまさに一触即発。
その時東京で、米国大使館と警視庁に同時爆発テロ。
さらに衆参両院に仕掛けられる青酸爆弾…。
誰が、一体何のために!?
安逸を貪る「虚飾の花・日本」を襲う未曾有の危機。
各メディア騒然の問題作。
――――― 1998年版 裏表紙より


個人的評価 : ★★★★☆

3つと悩んでぎりぎり4つ。


『Cの福音』から始まる6連作の第2弾。らしい。


起こる事件や出来事はものすごい規模で、相当派手で。
その割に終わりが「あら?」という感じがして仕方ない。
“急展開”と言うのかもしれないけど、
これだけのことをしでかしたわりにえらくあっさり終わっちゃって。


個人的には『Cの福音』よりは面白かったんだけど、
それでもまだ微妙に乗り切れない感じもある。


まぁ、最後まで(あと4作)読んでからかな。
全部読めば印象も変わるかもしれないし。


1冊だけでも十分楽しめればそれに越したことはないけど。
「上下巻」だとか「1巻・2巻」だというならともかく
「6連作」とはいえそれぞれ独立したものであるならば。
残念ながら、私にとってはそこまでではなかったので。