『ラスコーリニコフの日』 佐々木敏 | 鈴と空のブログ

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ラスコーリニコフの日 (徳間文庫)/佐々木 敏
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これぞ日本の“ジャッカルの日”


ゴルゴ13、ジャッカル……。
暗殺者ヒーローといえば孤高の一匹狼と決まっていたが、
本書に登場するのは北の国家に管理されたスナイパーだ。
自らの立場に揺れ動きながらも暗躍を続ける刺客を前に
日本の上層部は迷走を続ける。
著者は現実の事件をモデルに
現代史の裏側をリアルに喝破してみせた。
香山二三郎 (文芸評論家)
――――― 2003年版 表紙袖より


個人的評価 : ★★★☆☆


話自体はなかなか面白いんだろうと思うけど、
人が好きになれないんだよな…。
特に警察サイドの人間がどうも。


その中でも一番肝心なはずの所轄の2人組が好きになれない。
会話がイチイチ鬱陶しいと思えちゃったり。


最後の法廷のシーンは
証言に立つ女性がなんだか痛々しいというか。
もう一組のように「事情を知った上で」というのならともかく。
でも考えようによっては彼女はその方が幸せなのか…?と
思えなくもない。


好みの問題が大きいんだろうけど、

どうにも惜しいというか、もったいない気がしてしまう。