『慟哭』 貫井徳郎 | 鈴と空のブログ

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読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

慟哭 (創元推理文庫)/貫井 徳郎
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題は『慟哭』、書き振りは≪練達≫、
読み終えてみれば≪仰天≫
「お願いですから、これが驚くべき作品だと、
 人にいわないで下さい。」  北村薫
――――― 1993年版 帯より


個人的評価 : ★★★★★

4つ寄りの5つ。


連続幼女殺人事件の捜査に当たる警察官たちと
娘を喪い新興宗教に救いを求める男の話とが
交互に出てくる形。


その2つの話の繋がりは、
読んでるうちに途中でわりと簡単にわかってしまったけど、
それでもなかなか満足。


ネタバレになっちゃいけないと思うとあまり書けないけど

川原での佐伯の姿は痛々しくて辛い。


救いのない終わり方。

嫌いじゃないけど、やっぱり暗い気持ちになる。

暗い気持ちにさせるのに

最後に「面白かった」と思うのはすごいな。