人気のない別荘を探検する子供たちに、
異次元からの殺意が襲いかかるとき、
世界は反転し、意外な仕掛けが明かされる―――。
キング、クーンツら、名だたるホラー小説の旗手らが
創り出した不気味な悪夢の世界を大胆不敵にパロディ化、
ノンストップの恐怖と混乱が、ホラーの定石を蹴散らしながら、
奇想天外の結末に流れ込む、
めくるめく清水流ホラーワールド7連発。
――――― 裏表紙より
個人的評価 : ★★★★☆
ページ数が少ないこともあってあっという間に読めちゃう。
パロディの基になってる作品、
イマイチわからないんだけど、それでもまぁ問題なく楽しめた。
ホラーワールドと書いてあるけど、それだけじゃない。
表題作『ターゲット』も途中までは面白かった。
現象を引き起こしたものの正体も面白かったんだけど、
その奇妙な現象の基にあるものにはちょっとびっくり。
それが「おぉ、そうだったのか!」って心地いい驚きというよりは
「ん…?」という感じで。
わりと簡単にオチがわかっちゃうのもある。