- ミハスの落日/貫井 徳郎
- ¥1,470
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今も胸に残る、強い想い
心の底に潜む、深い闇
そして待ち受ける、驚愕のどんでん返し
世界を舞台に描く、最新作品集
ミハスの落日
一面識もない財界実力者からの呼び出しは、
三〇年の時を超え、
信じ難い密室殺人の真相を浮かび上がらせた。
ストックホルムの埋み火
憧れていた女性に裏切られ、
殺意を抱いて侵入した彼女の部屋。
そこには、絶命した体が横たわっているだけだった。
サンフランシスコの深い闇
何の変哲もない事故に見えた。
だが、彼女が夫の死で保険金を貰うのは、
これで三度目らしい。
ジャカルタの黎明
三ヶ月前から始まった娼婦連続殺人事件。
「切り裂きジャック」と呼ばれる犯人は、
なぜ娼婦ばかりを狙うのか?
カイロの残照
女性の一人旅はさほど珍しくはないが、
彼女はどことなく雰囲気が違っていた。
聞けば、失踪した夫を捜しに来たのだという。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
限りなく3つに近い星4つ。
一番美しいのは表題作だろうな。
5作を好きな順に並べたとしたら4番目か5番目で悩むあたりだけど。
ただこれを密室トリックものだと思っては読まない方がいい。
あとがきでご本人も書かれてるけど。
好きなのは「ジャカルタ」か「カイロ」かな。
「カイロ」は大まかなところは簡単に想像できちゃうから
驚き自体はそんなに大きなものじゃないんだけど。