『和時計の館の殺人』 芦辺拓 | 鈴と空のブログ

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あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

和時計の館の殺人 (光文社文庫)/芦辺 拓
¥650
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巨大な塔時計の一風変わった文字盤が見守る中、
怪事件が連続する!
和時計の刻む独特の時間は、
事件と関わりなく流れているようでもあり、
犯罪に荷担しているようでもあり……。
邸内を和時計に埋め尽くされた田舎町の旧家・天知家で、
遺言書の公開と相前後して起こる不可能犯罪。
遺言の内容からは、殺人を起こす動機はうかがえないのだが……。
遺言の公開に訪れた弁護士・森江春策が、
複雑に絡み合った事件の深層に切り込んでいく!
魅惑的な謎と鮮やかな論理の交響楽。
本格推理の王道をひた走る実力派・芦辺拓の
切れ味鋭い名編、堂々開幕!!
――――― カッパ・ノベルス版 裏表紙袖より

個人的評価 : ★★★★☆


時間掛かったなぁ…。
和時計のカラクリやら時間の進み方やらが難しくて。


密室の謎とか犯人とか、面白くないわけじゃないんだけど
その難しさ・複雑さに勝てなかった感じ。
だから「面白い」よりも「疲れた」の方が強く残るなぁと思ってた。


遺言書に隠されたとある秘密もわりとわかりやすい。
書き方にしても糊付けにしても文章自体も不自然だし。


上にも書いたように、イマイチ「好き!」という感じが
しないまま読んできたところ、最後にもうひとつビックリ。


この驚きは良かった。
話の終わり方としても森江というキャラクターとしても。

ずっと星3つにするつもりでいたんだけど、

その最後でひとつアップ。