- 砂漠の薔薇/新堂 冬樹
- ¥1,680
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試されているのは私なの!
ハイソな奥様の輪に加わり、
愛娘の“お受験”にのめり込む中西のぶ子。
その心の闇は、娘の合格でも晴れることはなかった―――。
彼女はなぜ親友の娘を殺す必要があったのか?
平凡な主婦を殺人へと駆り立てた
日常生活に潜む狂気を描く衝撃のクライム・ノベル!
一番大事なものは何?美涼ちゃん?それともお受験?
ごく普通のサラリーマンを夫に持つのぶ子は、
娘・美涼の名門幼稚園受験に向け、幼馴染の十和子が
リーダー的存在であるお受験ママ達のグループに加わる。
だが、その付き合いは、周りから蔑みの対象とされ、
十和子だけがよき理解者であるという屈辱的なものだった。
そんなある日、陰湿ないじめを繰り返す仲間の一人、
芳江の万引き現場を目撃したのぶ子は、
彼女を受験競争から追い落とす計画を思いつく。
それは、のぶ子を破滅へと導く序章となった……。
競争社会の暗部をあぶり出し、
すべての大人たちに幸福の意味を問う畢生の問題作。
――――― 帯より
個人的評価 : ★★★★☆
これもまた実在の事件を思い起こさせる。
『摂氏零度の少女』ほどの心地悪さは感じなかったけど。
なんか痛々しくて若干しんどい。
やたことは許されることじゃないし同情もしてられないんだけど。
十和子みたいな人間は下手すると
悪意をむき出しにしてる人間よりよっぽど質悪い。
今日はこれから法事に行かなきゃならないので、
本読めるだろうか。