『プリズム』 貫井徳郎 | 鈴と空のブログ

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プリズム (創元推理文庫)/貫井 徳郎
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究極の推理ゲーム

幾重にも繰り返される仮説の構築と崩壊
一筋の推理の光が屈折・分散し、到達するところには―――
実験的アンチ本格ミステリ
――――― 1999年 実業之日本社版 帯より


個人的評価 : ★★★☆☆

4つ寄りの星3つ。


「幾重にも繰り返される仮説の構築と崩壊」
各章で疑われた人物が次の章で探偵役を務めて
真相を追究していく、ってスタイルは面白かった。


「一筋の推理の光が屈折・分散し」
って言うのがタイトルの由来だと思ってたんだけど
それだけじゃなかったのか。


終わり方、隙か嫌いかで言えば「好き」な方なんだけどな……。
上手く表現できないけど、「綺麗じゃない」感じがしてしまう。

情景が、とか表現が、とかってことじゃなく
一つの物語全体の印象が綺麗じゃない。