- 螺旋階段のアリス 文春文庫 (文春文庫)/加納 朋子
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アリス
軽やかなエナメルの靴音がミステリの幕をあげる―――
脱サラ探偵仁木と美少女(人妻?)安梨沙が事件を解決!
人々の心模様を「不思議の国のアリス」の
キャラクターに託して描く七つの物語
亡夫が自宅に隠した貸金庫の鍵を捜して―――
リビングも書斎もキッチンも完璧に整理整頓するスーパー主婦の盲点とは?
「螺旋階段のアリス」
あたしが浮気なんてしていないという調査をお願いしたいんです―――
青年実業家の妻の奇妙な依頼の顛末は?
「裏窓のアリス」
行方不明になった犬のサクラを探してください―――
だが、老婦人の愛犬は、とうの昔に死んでしまっているという……。
「中庭のアリス」
など全七篇収録
――――― 平成十二年版 帯より
個人的評価 : ★★★★★
4つ寄りの星5つ。
登場人物は善人ばっかりという訳じゃないけど
全体的な印象としては温かい。
先月に読んだ『虹の家のアリス』よりこっちの方が先みたい。
仁木と安梨沙の出会いやら
彼女が仁木の娘と暮らすようになるいきさつとかも描かれてる。
上に紹介した中では『中庭のアリス』が好き。
でも七篇の中では『最上階のアリス』が一番好き。
「え…?」と思わせておいて、「あぁ…」って感じ。
全然伝わらないかもだけど。