- バスが来ない (徳間文庫)/清水 義範
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彼はバス停でバスを待っていた。
そしてもう五分も虚しく待ち続けている。
先客が一人いたというのが、
判断ミスの原因だったのだろうか。
乗るのは地下鉄の駅まで区間にして三つ、
ほんの四、五分である。もし歩けば十五分、
つまりすぐにバスが来れば早く駅に着けるのだが、
十分以上待たされるならば失敗ということになる。
時刻表は当てにならない。
考えるうちにイライラはつのり……(表題作)。
抱腹絶倒の傑作集。
――――― 裏表紙より
個人的評価 : ★★★☆☆
「面白かった」から「ただ読んだだけ」まで。
ただ全編通してわりと淡々と読んだ。
一話あたりがかなり短いので物凄く読みやすい。
“抱腹絶倒”って感じではなかった。
“皮肉”とか“軽めの毒”って感じ。