『第七の天使』 鳴海章 | 鈴と空のブログ

鈴と空のブログ

読んだ本の紹介を簡単に。
あとは気になる人やニュースなんかについて思ったことを書こうかなと。
たまに真面目なことをかいたりもするかも。

アフィリエイト検索したけど見つからなかった。


滅亡へのカウントダウン

戦慄の最終戦争<ハルマゲドン>への

シナリオに仕組まれた悪魔の兵器とは―――!?

――――― 帯より


個人的評価 : ★★★★☆

今までに読んだ鳴海さん作品の中では一番面白かった。

「愉しい」って感想は全く出てこないけど。


「一番面白かった」って言いながら星5つじゃないのは

“悪魔の兵器”ってのが嫌いだから。


少し前に読んだ別の方の作品にも似たようなのがあって

その時も多分同じような感想を書いたと思うけど。

小説・フィクションってわかってても生理的な部分でイヤな感じがする。


この『第七の天使』は小説なわけで、

最後には“フィクション、実在とは無関係”と断られてはいるものの

多分読んだ全員が同じ実在の某団体を思い浮かべると思う。


冒頭の最終戦争の幕開けとなる事件なんかは

実行犯が採った方法までそのまんまじゃなかったっけ。


団体にしても事件にしても、

これで無関係だといわれても……って感じ。


個人的にはエピローグの最後の部分が大問題だ。

私の読解力の問題か、“平瀬様”ってのが誰なのかわからない。

本物だとしたら最初の部分とで年齢がずれてるし

別人だとしたら一体誰なのかわからない。

わからないまま終わっちゃうからスッキリしない。


『第七の天使』を読んだ方、誰か教えてください。