使っていないけど、おいらの大切な通名

中学生のある日まで、烏川という名字を使ってた。
父親の通名だが、その由来が気になってある日
突然調べた。

朝鮮の主要な本貫には、金海金氏とか慶州李氏とか
いろいろあるけど、そんなかのひとつに、延日鄭氏と
いうのがある。

これは智伯虎（韓国神話の神）の子孫で、新羅の
諫議大夫である鄭宗殷が始祖。知奏事公派、監務公派、
良肅公派にわかれる。迎日鄭氏、烏川鄭氏ともいうそうだ。

なので、アボジは烏川を名乗っていたのだなーと
ちょっと感動した。

日本の社会で通名を名乗ることは、おかしいこと
じゃないと思う。そこには、さまざまな思いやいろんな
ものが託されているからだ。

通名も、在日の文化だと思う。しかし他人の事には
興味ないので、本名だろうが通名だろうがどっち
だっていいや。

おいらは本名を名乗りたくて名乗ったし、それで適当に
生きていくのだ。

戸籍上は父親がいないので、オモニの李を使っては
いるが鄭という姓も烏川という名字も大切な名前。

で、大きいダーリンの名字は、通名じゃなくて
愛する人の名字。そう詩人が云ってたよ。