ニッティグリッティダートバンドの「アンクル・チャーリーと愛犬テディ」というアルバムが大好きでよく聴いていた。（最近見当たらない←こういったことがよくある）
やぎたこのリハで辻井貴子さんがバンジョーを弾いた時にフッとニッティのアンクルチャーリーを思い出した。それにしてもバンジョーは想定外だったな。
やなぎさんもいつものソロライブとは違い終始リラックスした感じで楽しそうに演奏していた。
やぎたこのライブをフルサイズで観たのは初めてだったけどめちゃめちゃ楽しかった～！
高田渡さんやニッティはもちろん、CCR、バーズ、ボブ・ディラン、ザ・バンドのようなフォークロック好きには目から鱗のナンバーが次々に演奏されていく。
そして演奏の前後に時代背景とともに歌詞の日本語訳が詳しく解説されるので知らない歌に対してものめり込むことができる。俺のような初心者にも優しいし、玄人にも受けるだろう。
ライブが始まる前にやなぎさんに本当のトラディショナルのCD（所有は辻井さん）を聴かせてもらったのだが、これまたルーツもルーツで興味深かった。
アメリカにはルーツミュージック専門の研究家がいて、現地に行きその土地のお爺ちゃんお婆ちゃんの演奏する音を録音して博物館に保管されているらしいのだが、それをそのままCDにしたものらしい。CDの音源は1960年前後のものだったから、演奏者が当時60歳の方だとすると1900年生まれか。スゲーな。
そのアルバムジャケットには録音作業の場面が使われていたり、裏ジャケは父親が生後間もない小さな子供を抱えてフィドルを弾いている姿が写し出されていた。
その写真を観た時に俺が幼少の頃、父親がステレオで田端義夫さんや古賀政男さんのレコードを聴いていたのを俺も自然に耳にしていたことを思い出した。
自分にとっての本当のルーツミュージックって格好つけなきゃ意外にそういった音楽だったりするんだよなってこと。
この日も酒を交わしながらやなぎさんと辻井さんにいろいろなお話を聞くことができた。
やなぎさんがアメリカ音楽にどんどん傾倒していくのはごく自然の流れだと感じたし、ソロのライブとはまた違った魅力も満載だった。
辻井さんの音楽への熱意も並々ならぬものがあり、その姿はますます輝いていくようだった。
やなぎさんの一ファンだった辻井さんが伊豆のフォークソングフェスティバルのような大舞台に立つというストーリーは音楽に対して真摯に向き合っている人の励みになるだろう。しかも辻井さんは今も普通にＯＬなのだ。俺はそんな辻井さんを尊敬している。
そしてそして、やなぎさんと呑む酒も格別に旨い！別に酒などなくてもよい（かな？）。
決して大袈裟ではなく・・・本当に音楽が好きな人の音楽や話しを聴くことは今の自分が生きていく上で最大の喜びとなっている。だから、やなぎさんの話しも音楽も大好きなのだ。先週の日倉士さんに続き贅沢な時間。
やぎたこがチャージライブ100回記念ライブだったなんて最高の記念だ！
【Next Live!!】
☆7月17日(土)
《The First Gotenba Visit》
～RINCOLOで待ち伏せ～
開場 18:00
開演 19:00
L.C. ￥500
※要・1drinkオーダー
出演：
■森香
■レイチ
■室岡文典
■芹澤孝幸
■三島くん
☆7月18日(日)
《ノーザン★スター LIVE at RINCOLO》
～人生初ワンマン！しかもニューアルバム『Re-born』レコ初！～
開場 16:00
開演 17:00
L.C. ￥500
※要・1drinkオーダー
