柴田淳『花吹雪』 | 邦楽新曲レビュー

柴田淳『花吹雪』

花吹雪
印象的なメロディに自分自身を投影できるちょっと切ない歌詞、そして独特の透明感ある歌声で人々を魅了する柴田淳。本作は、出会いや別れなど人生の節目の季節である春にふさわしい内容の作品。
しばじゅんの旅立ちがテーマの春らしい曲です。繊細で印象的な芯のある声と言われてますが、本当に声が素敵です。聴いてると優しい歌声に包まれるような感覚になります。嫌なことや悩みがあっても一瞬忘れさしてくれます。メロディと歌詞もいいですね。関西ではまだ花吹雪の時期なので、ちょうどいいかも。「♪桃色 桜吹雪の拍手喝采が道を塞ぐ」というフレーズが印象的です。カップリング『ひとり芝居』は失恋がテーマの曲です。だんだん思い出になっていく感情描写が穏やかなメロディと共によく伝わります。移籍されたそうで、iTMSで試聴できます。