「神戸〜九州大分 逃げた花嫁」  (2013年)

(ゲスト)
田島結衣…若村麻由美、 田島珠美…馬渕英俚可、 田島秀彦…石橋蓮司、 木下征二…村杉蝉之介、 畑中辰則…鈴木省吾、 上田和子…山口果林、 明神孝…管勇毅、 北村…赤塚真人

【オープニング】
女きょうだいの微妙な関係について。ふけメイクの蓉子さん、車で若者から席を譲られたことに憤慨。そんなに年じゃない、ということらしい。夜明さんにいくつに見える?と質問しながら、このまえ姉は40前と言われた、姉には負けたくない、と強烈なプレスをかける。夜明さん、歯を食いしばって「35!」。魂を売った瞬間を見た。

第一シニビト(木下)発見。夢に出てきそうなインパクトのある死に様。怖い。

現場へ臨場した東山たちを迎える馬場さん。いつもの国代いじり。「また背が伸びたんじゃないか?」「小学生じゃあるまいし。馬場さんこそ背が縮んだんじゃないですか。それにちょっと太ってません?」。ほんとに、タクドラでは健さん、生き生きしてるな。

木下が最後に電話をかけた相手である結衣の勤務先、スカイエア航空に聴き込みに来た東山たち。あゆみちゃんに遭遇。「知性と教養と美貌が売り物のキャビンアテンダーント」ではなく、営業の事務職のバイトらしい。あゆみちゃん、お笑い場面がよく似合うようになって( ;∀;)

結衣を乗せて夜明さんが向かった先は品川のスカイエア航空本社。当然、あゆみちゃんに遭遇。必然的に東山たちにも遭遇。東山「予感的中、やっぱり現れたよ、親がぁ~」。

木下殺害時の結衣のアリバイは夜明さんが証明。それが気に食わない神谷さん。「事件に絶対はないと考えて捜査すべきだ」。来たよー、この勘、当たらないんだよなー、とぼやく東山たちだけど、逆だよ、的中率100%じゃん、最終的には。

強制起床イベント。東山、顔近い、近すぎ。布団を御輿に威勢が良すぎる夜明さん運搬。あじはチェンジでいわしリクエスト。いただきます、と食べ始めた夜明さんだけど、すごく眠そう。そんな中でも繰り広げられる捜査会議。なんかこの回、集団芸の場面が多いな。でも、木下に女性の共犯者がいたという夜明さんの見立ては、ああそうか、と思ってしまった。

最近ショートばっかりだった夜明さんだけど、ついにロングの指名がきたとの電話連絡。結衣の依頼で神戸往復。東山たちを家から追い出す夜明さん。帰り際、自然な流れでいわしを強奪する東山たち。「いわし、返せー!」

結衣とあゆみちゃんを乗せて神戸へ。途中の休憩であゆみちゃんがいつもの身の上話(若干誇張あり)を。あゆみちゃん、夜明さんと結衣をくっつけようとするのが、無理やり感があって嫌だなぁと思う。ここ数作、そういう傾向がある。

秀彦と対面する結衣。若村さん、きれいだなぁ、とつくづく思った。

神戸のたんふぁんちぇというお店で夜明さんが仮眠をとっているという情報を得た東山たち、同店を尋ね、夜明さんを捕獲。この回、大分の悠々亭といいタイアップ?が多い。
たんふぁんちぇ
https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280102/28000643/

「上野の宝石店に勤める女性」が木下のゆすりのターゲットだった、という情報から、珠美に容疑を向ける東山たち。珠美をかばう夜明さん。行方不明の珠美を追って、大分へ向かう。神戸ー大分間の運賃は神谷さんに押し付ける。電話でがみがみ叱られる東山。「お前たちが乗っていないのに、なんで俺が払うんだ!」。

さんふらわあ号に乗り込む夜明さんと結衣。あゆみちゃんは神戸でサヨナラ。お見送りのあゆみちゃん「お土産麦焼酎にしてね~。むぎじょうちゅう。お願いだよ~」。あゆみちゃんの調子っぱずれの声に「聞こえなーい」と言いながら、夜明さん、満面の笑みでかわいい親子だなぁ。

大分で珠美を捜索。悠々亭に宿泊しているという情報を得た夜明さんと結衣、悠々亭へ。玄関でエンジェル君がお出迎え。夜明さんはちょっと撫でて館内へ。犬好きオーラが出てた。悠々亭といえば、「湯けむり殺人案内 なんにも専務の名推理」の舞台にもなった。やっぱりタイアップなのかな。

第2の殺人、畑中殺害の捜査で東山たちも悠々亭へ。結衣に容疑を向ける東山に捜査情報を聞く夜明さん→捜査情報の秘密だから民間人にいえない→ほっぺたつねり(右手)というテンプレ。夜明さんも宿泊する、請求書は神谷さんという夜明さんの言葉に、「今度は神谷につねられる」と東山。つねられる、っていうのが子供か、という感じでかわいかった。

悠々亭で一泊した夜明さんの睡眠を、早朝に東山たち、 カンカンカンカンカンと灰皿?を叩き妨害。強制起床。それでも寝ようとする夜明さんを、布団ごと起こして起床させ、和子が血の付いたナイフをごみ箱に捨てているのを目撃された、という情報を流し込む。カンカンカンカンはものすごくうるさかった。これは夜明さんが気の毒。

秀彦が、木下・畑中殺害の容疑で馬場さんに捕まる。自分が殺した、と供述するけど、問題のUSBメモリについては黙秘。

夜明さん宅で父への思いを吐露する結衣。秀彦の出所を姉妹で迎えるけど、その後、秀彦から拒絶の言葉を告げられる場面、真相を知っている珠美の表情と、真相を知らない結衣の表情が違う。ラストまで見て、この場面を見返すと、あー、なるほど、そういうことか、と納得。

「つらかったでしょう。心の中に、揺れるものを抱えてると、苦しいものです。それに、親子の感情って、好き嫌いを超えた、特殊なものです」。さすが夜明さん、いいこと言う。

神谷さんの夜明さん宅訪問with一升瓶。結衣に容疑を向ける神谷さんと、それを否定する夜明さん。いつものけんかだけど、今回はちょっとおとなしめで、あまり特徴がない。

まさか、ペンケースを落とすのがヒントタイムにつながるとは・・・。2サスでは、いきなり挟まれる準レギュラーの不自然な動きはヒントタイムだな。

野村さんとの居酒屋タイム。昔は、今の自分と同じ年頃の男を見ると、大人だなぁと思ったけど、実際自分がこの年になってよくわかった、中身はガキの時と同じ、と話す野村さん。これ、本当に真実だなぁと思う。でも、肝心のヒントは結構苦しい。上を向いて歩こうで、USBの隠し場所・・・。苦しい。

父が娘のために犠牲にした7年間を無駄にしないために、殺人を決意した、というのは悲しいなぁ。

【エンディング】
娘をかばう親心か~、切ないね。というあゆみちゃんに、親心の切なさ、哀しさが分かるなら、親に心配かけるな、という夜明さん。①就職がはっきりしない、②結婚相手もいない、③いつまでたっても大人になれない、という罪状を数え上げる夜明さんに、視聴者的には、「やめてあげてー」という気持ちになるけど、「いいじゃない。私にいつまでも手がかかると、お父さん、ずっと威張っていられるし」とポジティブなあゆみちゃん(あ、ああ、よかった・・・でも、少し危機感持った方が・・・)。そして、焼き肉にGO。

過去の事件の真相、父が犠牲にした年月を知っている妹と知らない姉。知らなかった年月があるからこそ、真相を知った姉は、父の犠牲を無駄にしたくない、妹を守りたい、とより一層思い詰めてしまったのかもしれないな、と思ったりして切なくなる。そこらへんの切なさもあって、結構好きな作品。