「これ、大ちゃんにプレゼントっ!!可愛いよぉ。」

まおから渡された包みを開けると、真っ白な生地に黒のドット柄のシャツが入っていた。

ん・・・?この柄どこかで見たような・・・??

「んふふ。いいでしょ?それ。夏らしいなあ。と思って。」

まおの後ろに、今まおが愛用中の白地に黒のドット柄のバッグが目に入って、なるほど。と納得する。
まおが現在はまり中のドット柄というわけか。

自分ではあまりセレクトしない柄だけど、

「もっと明るいのも似合うよぉ。ほらほら。顔色も映えるし。」

とまおが選んでくれる洋服は、着てみると意外と周りの評判がよいことが多い。
やっぱ、俺の魅力を一番に理解してくれていて、センスもあるんだなあ。なんてちょっと惚れ直してしまう。


真新しいノリのぱりっと効いた下ろしたてのドット柄のシャツを、トリゾに着ていく。

「わあ。大ちゃん今日はなんだか爽やかだね~~。」
「5歳ぐらい若く見えるね~~。(こらっ。それは余計だろ!)」
「・・・なんか、可愛いんですけど。」

なんて、みんなにプラスの評価をもらって、まおのことまで褒められたような気分になって嬉しくなる。


「そりゃあ・・・。」

言ってもいいか?
あー・・・。すっげーのろけたい気分。

「あっ!!わかった!!まお君セレクトだねっ。まお君水玉好きだもんねっ!!」

口を開きかけた途端に馬場りょに先を越される。

おーい・・・。ノロケさせてくれよおWW
その通りだけどさ。

「あ?ああ・・・。なんでわかったの?」
「だって、大ちゃん今日はなんかうきうきしてるからね。ハート飛び散らかし。」

まおじゃあるまいし。
そんなに、俺わかりやすくないと思うぞ??

「いいなー。いいなー。
ほら。これきっと似合うよぉ。たまには明るい柄も着なよ。
とかって、言われたんでしょ?」

まるで私生活を覗かれたようにまおの真似をする馬場りょ。

うーん・・・。
たしかにほぼ同じセリフを言われたけど、お前が言うと可愛くない・・・。

「まあ。そんなとこかな。まおセレクトはちょっと若すぎるかなあ?って思うこともあるけどな。」
「えっ。全然そんなことないよ。すっごく似合ってるけど。」

馬場りょに素直に褒められると、なんだか気恥ずかしい。

「あ?ああ・・・。ありがと。」


心が晴れやかになるような爽やかな真っ白い生地のドット柄。


今度は俺が、ドット柄の傘でもプレゼントしてやるかな。


でも、今年の梅雨っていつくるんだ・・・??



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水玉模様が好きな人の深層心理


ロマンチストでお人よしです。
人当たりが良くて情に厚いタイプで、一度これと決めると尽くすタイプが多いです。


なんだっ!!

そっかあ^^

まお君一途に尽くすんだあ////
一度これと決めたら、長いんだあ・・・。


まだトリゾは見ていないのですが。
水玉模様のシャツがあまりにも似合っていて、しかもお揃い///だったことに萌えだったので^^