自律神経失調症とは、私達の体の動きを支配している末梢神経と中枢神経、その末梢神経のなかの1つの自律神経が乱れる事により体に不調を起こす病気です。
自律神経は人間の生命活動を自動的に制御している神経で、自分の意思で動かしたり止めたり出来るものではありません。
また自律神経は交感神経と副交感神経に分けられ、その活動を簡単に言うと交感神経は身体を活動的にし、副交感神経は身体を休息的にします。
一般的に日中は交感神経が優位に働き活動的になり、夜に休息をとるときには副交感神経が優位になります。
この2つの神経が絶妙なバランスを保ち体を調節する事により正常な状態が保たれます。
しかし、ストレスによってそのバランスが崩れると、さまざまな症状が起こってきてしまいます。
ちなみに原因のストレスですが、ストレスと言うと人間関係によるストレスや悩みなどと思いがちですが、気温や気圧、病気や怪我、睡眠不足、衛生状態、疲労などもストレスといいます。
頭痛や肩こり、不眠や倦怠感などの症状で病院に行く方のなかの1割が異常が無く自律神経失調症と診断されているようです。
それほど多くの方が悩まれている病気です。
そこで今回も自律神経失調症に効果があり、簡単に刺激出来るツボを紹介します
神門(しんもん)…手の平側、手首のシワの小指側で少しくぼんでいる所
合谷(合谷)…手の甲側、人差し指と親指の付け根で人差し指の骨寄りの所
ツボの押し方は1箇所を10秒ほど痛すぎない程度に押し、それを10回ほど繰り返します。
強く押しすぎたり、回数を増やしすぎると逆効果になる事もあるので注意して下さい。
強く押しすぎたり、回数を増やしすぎると逆効果になる事もあるので注意して下さい。
また自律神経に良い食べ物として、卵、チーズ、レモン、イワシ、レバー、シジミ、アサリ、カキなどがあります。日々の食生活に取り入れてみましょう!
当院でも自律神経失調症に対する鍼灸治療を行っております。鍼やお灸は交感神経を効果的に刺激する事が出来るので、お近くでお悩みの方は是非ご連絡下さい