だそうです。

皆さん、2月3日は西南西を向いて恵方巻きにかぶりつきましょう。

そして、食べ終わるまで決して喋ってはいけませんよ。

そう言うと、必ず喋らせようとする人が出てくる。

覚えがありませんか?

家族なんかだとある風景ではないですか?

喋らせようとする本人からしてまず喋れないものだから、身振り手振りで喋らせるというよりか、笑わせようとする。

笑わせられようとする側も、最初は笑わせられまいと一生懸命我慢しているが、

そのうち、対抗して、笑わせ合戦になる。

我慢できなくてその場から逃げたりする。

喋ったり笑ったりしたらどうなるんだろうね?

肝心なそこが分かんないが、そんなことは最早どうでもよくなっている。

とにかく恵方巻き一本食べ終わるまで、一生懸命黙っていようとする。

黙っているのがこんなに大変なことだったのをあらためて感じさせられる。

沈黙は金、なんていう諺、格言?を、思わず思い出したりする。少し使い方は違うかも知れないが。



恵方巻きを食べるのを、豆まきの前にするか後にするかで、また状況は変わってくるかも知れない。

豆まきの後だと興奮が一旦冷めた後になるので、黙っているのは少しは容易になるかも知れない。

まあ、お試し下さい。



話は変わるが、

豆まきの豆、煎り豆、煎り大豆を、子供の頃、従兄弟が鼻に詰めて遊んでいたら(食べ物で遊んではいけません)、取れなくなって、

取ろうとしてほじると余計に奥へ入っていって余計に取れなくなって、

鼻が痛くて、

「おかあちゃーん いたいよー」っておかあちゃん泣いて訴えに行ったら、

おかあちゃん曰わく、

「ほっといたらふやけて取れる!」と一蹴され、

仕方なく痛いのを我慢して随分長い時間ほっといたら、

ホントにふやけて柔らかくなったらしくて、

途中気になって鼻を何度かいじったせいもあってか、鼻のなかで崩れていたらしく、

「はっくしょーん」ってくしゃみをしたら、

鼻からグズグズになった豆がスポーンと飛び出してきて、

めでたしめでたしとなった。

豆が鼻から飛び出したときは、一緒に遊んでいた子供たちみんな大笑いになって、

ああ、なんて平和な時間だったんだろう。

小学校低学年頃の話です。