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2023年度主将・副将のご報告及び主将よりご挨拶

2023年度主将・副将のご報告及び主将よりご挨拶

【主将副将のご報告】
〈主将〉
谷望(3年・文/史)

〈副将兼会計〉
福島立樹(3年・コミュ福/政)

〈副将兼主務〉
福田桃奈(3年・観光/ 観光)



【主将挨拶】

平素よりお世話になっております。
本年度主将を務めさせて頂きます。
文学部史学科日本史学専修3年谷望です。

まず初めに、常日頃より多大なご支援とご協力を賜っておりますOB会、ならびに現役部員のご家族の方々、関係者の方々に厚く御礼申し上げます。

昨年度は、自分にとって喜怒哀楽そのものでした。
同期の退部から始まり、470での全個出場、秋六大学戦の大逆転、秋インの30年ぶりの入賞、あと少し手がとどかなった全日本インカレ入賞。
ハイライトも多いです。春インの山田/小河ペアの幻の1位、関東個人戦での沖本/内野ペアの2上の完璧なタック、全日本女子インカレでの前田/福田ペアのジャイブと幻の6位入賞、初日最下位からの最終レースの逆転劇だった六大学戦2位、高橋と臨んだ全日本で1上トップ。
それらどれもが、立教のチーム力そのもので、「これだからヨットは辞められない」そう思わせてくれました。そして同時に、課題の多さも痛感しました。
近年の土壇場での勝負強さ、勢いは決してレースメンバーだけの力ではありません。初めての競技でも精一杯貢献してくれる一年生、いつも後ろを見守り背中を押してくれるマネージャー、いつも一緒に戦ってくれるサポートメンバー、全ての部員が当事者意識を持ち活躍できる環境があったからです。

そしてこの環境を作ってくださったのは、歴代の先輩方々に他なりません。
この環境を整備するのにあたり、後進育成の為、ヨットに乗れなかった先輩、レースメンバーになれなかった先輩もいます。
これまでの多大な犠牲と、我慢と、雑草根性が、今の立教の勝負強さをつくっています。

だからこそ、私はもっと立教は上に行けると、もっと高みを目指せると強く思います。
30年かかってまだまだ全日本片クラス8位です。挑戦なくして成長はありません。
全日本総合優勝までの道程は遠く、頂は遥か彼方です。
まずは両クラスでの全日本出場と総合8位、そして総合入賞、最後に優勝。
正直、何年かかるか分かりません。もしかしたら私もお爺ちゃんの時になるかもしれません。それでも、今のヨット部を取り巻く環境は全国の強豪とも勝るとも劣らないものです。
可能性は十分あります。

「前をのみ見つめながら歩く」(坂の上の雲より)
そんな、皆の夢を乗せてこれからの立教ヨット部は歩んでいきたい。歩んで欲しいと思います。

その為には、まず足元を確かめながら、着実に一歩を踏み出す必要があります。
全日本総合8位、新体制1年目でこれも高い目標ではありますが、謙虚にひたむきに努力し、周りへの感謝を忘れず、スローガンである「上下一心」のもと部員一同、邁進して参ります。

今後ともご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い致します。

立教大学体育会ヨット部 主将 谷望



引退のご挨拶〈沖本 航太朗〉

平素よりお世話になっております。本年度、主将兼スナイプリーダーを務めさせて頂きました、沖本航太朗です。引退のご挨拶ということで、稚拙な文章ではありますがお付き合い頂ければ幸いです。

まず初めに、日頃より多くのご支援ご声援を賜りましたOB、OGの皆様、監督・コーチの皆様、心より感謝を申し上げます。4年間本当にありがとうございました。

昨年度の全日本インカレ終了後、代交代するにあたって「良い」チームとは何なのか?と考えた時に、「結果に拘り切る」チームが真っ先に思い浮かび、同時にそれに途轍もない違和感を感じました。結果に拘り切る、いわばドライなチーム像は立教には合わないと感じ、立教ならではの「結束力」の高いチームを目指そうと考えました。そうして立てた目標が「全日本インカレ総合10位」です。

こうして始めた自分たちの代ですが、この1年を振り返ってみても「上手くいった」と思った事は一度もありませんでした。自分はスナイプのことだけで手一杯で、470チームには何もしてあげられない無力感や、目標に対して程遠い結果。結局最後は全日本に行くことを優先し、スナイプに絞る形を取って当初の目標を捨てた自分のリーダーとしての器の小ささ。水中で藻掻いている気分で、「自分はリーダーには向いていない」と自分に幻滅し、部員の皆には申し訳なさを感じていました。

それでも前を向いて進めたのは、周りの人達のおかげです。どうにか上手くなろうとする後輩の姿や、相談に乗ってくれたコーチ陣や高校ヨット部の先輩方、チーム運営で頑張っている同期、沢山の人に支えられて到達したのが全日本インカレ8位という結果でした。

悔しい結果に終わりましたが、「この1年間やりきった」ことは胸を張って言えます。着艇後に立教含めた沢山の大学の先輩方から頂いた「お疲れ様」の言葉は、今まで自分が生きてきた中で1番胸に沁みた言葉でした。これまで自分が得た学びや経験は、とても貴重なものだと思います。そんな経験をさせてくれたヨット部に感謝の念を抱きつつ、これからの後輩の目標達成への取り組みに、何かしらの形で貢献したいと思います。

部員の皆もありがとうございました。一緒の目標に向かって進んで、一緒に苦しんで、悔しがって、そして喜んでくれた皆のおかげで最後までやりきれたと思います。本当にありがとうございました。

10年間続けたヨットもこれで終わりです。今までの活動やレース、沢山の場所で沢山の人の助力を頂きました。沢山の方々に感謝の意を表し、78期(今年の1年生を80期とすると自分たちは77期なんでしょうか?)の代の活躍を祈り、引退の挨拶とさせて頂きます。

4年間本当にありがとうございました。







引退のご挨拶〈保坂 優太〉

平素よりお世話になっております。
今年度副将兼470リーダーを務めさせていただきました保坂優太と申します。
これより最後のブログを書かせていただきます。

まず初めに、私たちの活動に対し日頃より多くのご支援ご声援いただきましたこと心より感謝申し上げます。また、今年度は470の新艇4809を購入させていただきました。新艇を購入するにあたり、OBOGの方々、監督、コーチ、学校関係者の方々など多くの方々にご尽力いただきました。改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

この部活を引退して思ったことは、本当にこの4年間楽しかったということです。特に、最後の1年間は苦しいこと、つらいこと、自分の未熟さを目の当たりにすることばかりだったのですが、そんな1年間は終わってみれば全て良い思い出に変わっていました。
このような環境で4年間過ごすことが出来たこと、チームリーダーとして最後までやりきれたこと、これら全ては自分を支えてくれた同期、後輩、監督コーチ、OBOG、全ての方々のおかげです。本当にありがとうございました。

秋インカレ決勝最終レース、自分の中で今でも鮮明に覚えています。下マークを回航し、フィニッシュへとリーチングを走っていると近くには立教のスピンが2つありました。最後の最後でターゲットにしていた65点レースをすることができました。これは本当に感動しました。この1年間、本当に何度も何度も苦しい事ありましたが、みんなが最後まで前向きに取り組んできたからこそ、最後あのような形で終われたのだと思います。レースメンバーとして最後まで成長し続け共に戦ってくれた桃奈、直也、水耀、海羽、隼宇、サポートメンバーとしていつも笑顔で支えてくれ励まし続けてくれた小沢、桜子、綾香、向、丹山、瑛士、妃花、このチームに関わってくれたみんなに本当にありがとうという気持ちでいっぱいです。

そして、共越というスローガンを掲げ、後輩たちに全日本という目指すべき場所を示してくれたスナイプメンバーにも本当に感謝しています。ありがとう。

このブログでは書ききることのできないほど様々な出会い、経験、思い出があるヨット部での4年間ですが、最後に改めて感謝の気持ちを記しこれにて締めさせていただこうと思います。

4年間本当にありがとうございました!
そして、後輩たちの活躍を心より応援しています!