ダッカでのテロではコーランを暗誦できた人は難を逃れたと言われています。

どんなお祈りの時でも一番初めに「アルファーティハ」الفاتحه を唱えるので、それを覚えていればという説がネット上に流れていますね。下のがそのアルファーティハ。



1:1 بِسْمِ اللّهِ الرَّحْمـَنِ الرَّحِيم
Bismillāhi r-raḥmāni r-raḥīm ビスミッラーヒルラフマーニッラヒーム
神の御名の下に最高の慈悲を。

1:2 الْحَمْدُ للّهِ رَبِّ الْعَالَمِين
Al ḥamdu lillāhi rabbi l-'ālamīn アルハムドゥリッラーヒラッビルアーラミーン
全ての感謝は世界の神アッラーただ一人へ。

1:3 الرَّحمـنِ الرَّحِيم 
Ar raḥmāni r-raḥīm アッラフマーニッラヒーム
アッラーは最高の慈悲を持ち、

1:4 مَـالِكِ يَوْمِ الدِّين 
Māliki yawmi d-dīn マーリキヤウミッディーン
最後の審判の日の支配者である。

1:5 إِيَّاك نَعْبُدُ وإِيَّاكَ نَسْتَعِين
Iyyāka na'budu wa iyyāka nasta'īn イッヤーカナアブドゥ ワ イッヤーカナスタイーン
我々はあなたのみを崇拝し、あなたのみに助けを求める。

1:6 اهدِنَــــا الصِّرَاطَ المُستَقِيمَ
Ihdinā ṣ-ṣirāṭ al-mustaqīm イフディナッシラータルムスタキーム
我々全てを正しい道に導きたまえ。

1:7 صِرَاطَ الَّذِينَ أَنعَمتَ عَلَيهِمْ غَيرِ المَغضُوبِ عَلَيهِمْ وَلاَ الضَّالِّين
Ṣirāṭ al-laḏīna an'amta 'alayhim ġayril maġḍūbi 'alayhim walāḍ ḍāllīn シラータッラディーナ アンアムタ アライヒム ガイリルマクドゥービ アライヒム ワラッダーリーン
あなたの怒りを与えられた者や自分の道を見失った者ではなく、あなたの恩寵を授けられた者の道に。

(wikipediaより)

(普通はこの後にamin アーミーンと言います(他の国では言わないのかな?マレーシアのイスラム教徒は言います)。また、1:1の前にauzubillahi minashaitanirajeem アウーズビッラーヒ ミナッシャイターニッラジームと言います。上の画像中、一番上にちっちゃく書いてあるのがそれです。)

私もアルファーティハを暗誦できると良いというのは正しいと思います。そしてその上でもう一つ、覚えておくと良いのでは?と思ったフレーズがあります。

La Ilaha Illallah Muhammadun Rasulullah 「ラーイラーハ イッラッラー ムハンマドゥンッラスールッラー」 لا إله إلا الله محمد رسول الله

アッラーの他に神はいない、ムハンマドはアッラーの使徒である。という意味です。



↑はとても文字には見えないかもしれませんけど、La Ilaha Illallah Muhammadun Rasulullah 「ラーイラーハ イッラッラー ムハンマドゥンッラスールッラー」 لا إله إلا الله محمد رسول الله と書いてあります。

私はダッカで暗誦するように言われたのは個人的にはアルファーティハの暗誦ではなくてこちらのほうだったのでは?と思っているのですが。

ご自身の信仰は別として、これらを覚えておくともしかしたらいつか、テロの現場でなくても何か別の形で役立つかもしれません。

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