キャップを被り、その上からパーカーのフードを被る。
口元にはマスク。サングラスはかけない。
鏡の中の自分に睨みを聞かせると、前の通りでエンジンをふかす音がした。
窓を覗けば、AJの車の助手席からスヒョンがこちらを見上げている。
後部座席にいるであろうケビンの顔を思い浮かべながら、俺は部屋を出てアパートの階段を駆け下りた。
*
ロンドン風不良なELとJSとSH。
車盗んで店に突っ込んで中の商品を盗んで売りさばく、という手口。
元ネタは映画の「ショッピング」だけど、あまり内容を覚えてないや。
HMは対立するグループの長だけど、後に足を洗う。
KEは一応グループの仲間で、どうにも儚い雰囲気の恋人。たぶん死にはしない。
KSはイートン校出の大学生で、講義に潜って勉強してたJSと知り合う。もちろんKSはJSも同じ学生だと思ってる。
ある日、いつものように店を襲うと、無人だと思っていた店内にDHがいて、顔を見られたのでそのまま連れ去る。
最初は殺すだのなんだの言うけど、そんなことができるわけもなく。
結局SHがHMに促される形で自首して、DHはなぜか二人に懐いて、SHの出所を待つ。
JSも一度いなくなって、最後に本当の学生になってKSの前に現れる。
ELとKEだけが姿を消したまま出てこないエンドで。