早速、
朝鮮王朝の次の人生。
つまり、このフランスと思われる国で、
私は王とお妃の娘として
生まれたのでした。
そう、
また王女となる運命の立場に生まれたのです。
私は美しい母親の元、
『貴女も美しさを磨きなさい』
と育てられました。
美しい母親は、
美しいから、と
どんなワガママも許され、
好きなように生きてきた人でした。
『貴女こそが
私の美しさを受け継いだ。
貴女は真の王女の血筋。
自分の美しさを誇りなさい。
民衆にその美しさを見せつけなさい』
私は、母親にそう言われ育ちました。
王妃とは美しさで魅了するもの
この考え方が私の中に浸透していきました。
しかし、
朝鮮王朝と逆の立場を味わう宿命の為、
妹が王妃に選ばれたのです…。
『美しく生まれ、私は姉なのに、妹に負けた…。
王妃になれなかった…』
私はかなりのショックを受けました。
美しく生まれた私は
自分が王妃になれる、と信じていたのです。
しかし、妹は
【王妃とは、
国民の願いを叶える為に犠牲になるもの】
と考えていました。
その考え方、
在り方で妹が王妃に選ばれたのです。
でも、
当時の私にはそんなことは
受け入れられないし、
理解できないことでした。
当時の私はこんな見た目だったそうです。
ちなみに、
妹は王妃になることは大変なこと、
と王妃にはなりたくなかったのですが、
王妃に選ばれると、
覚悟を決め、そのつとめを果たしました。
そして、私はどうなっていったのでしょうか?