ここでの解釈は、私、若生りえがあくまでも歌手として歌わせて頂く際の、一つの歌詞の世界であり「こんな気持ちで歌わせて頂いております」という一つの意思表示です。この世界の認識を押し付けたりするものでもありません。あくまでもご参考までに。また文章をお使いになる場合はお手数ですが、ひと言ブログへコメント頂ければ幸いです
BLUE MOON ~ブルー・ムーン~
BLUE MOON ~ブルー・ムーン~
1934年
作詞/ ロレンツ・ハート Lorenz Hart
作曲/ リチャード・ロジャース Richard Rodgers
【『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』コンビの作品】
ロレンツ・ハートとリチャード・ロジャースといえば、
二人の名前をとって、
通称『ロジャース・ハート』といわれます。
二人の名前をとって、
通称『ロジャース・ハート』といわれます。
その『ロジャース・ハート』の代表作の一つ、
『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』もありますが、
あのようなドラマティックな展開の曲もあれば、
この曲のように、ずっと最初から最後まで同じような
ゆったりとしたメロディーなのに、雰囲気がある曲も
書けてしまう、本当にすばらしいコンビですね!
映画やミュージカルでの作品でかなりのヒットを
飛ばした二人ですが、この曲も映画用に書かれ、
タイトルは『BLUE MOON』ではなく、
『The prayer(祈り・願い事)』
という名前だったのだそう。
しかしそれは実現せず、さらに曲のタイトルを
『The bad in every man』という名前に変え、
主役もクラーク・ゲーブルの出演した映画
『マンハッタン・メロドラマ』というのに使用されました。
そして、その曲をさらに書き直して、そこでやっと
今のタイトルの『BLUE MOON』という曲に仕上がり、
一つの楽曲として独立した楽譜が出版され、
彼らの作品中、もっとも売れた楽譜となりました。
私の知っている資料の中では、『ブルー・ムーン』というのは
ロレンツ・ハートの造語だ、ということが触れてありましたが、
サビの部分では、
それまで寂しげにしか見えなかった青いお月様も、
今では、祝福するかのように金色に輝いて見えた。
というような歌詞の内容なので、
寂しげな青色に対して、幸せを表す金色
という『色』としての意味も、このタイトルにはあるようです。
【「ムーン・リバー」に続くタイトルの「本当の意味と謎・その1」】
さぁ!!しかし、ですっ!!
ここで終わらないのが『私の好きな曲』への執念です(笑)
私が知った『ブルー・ムーン』という言葉を、
一般的に知るきっかけがありました!!
それは、この『ブルー・ムーン』という曲を
私が好んで歌うことを知っている知人からの、
思いがけない一言がきっかけでした・・・。
私が好んで歌うことを知っている知人からの、
思いがけない一言がきっかけでした・・・。
「ブルー・ムーンというのは、5年に1度あるかないかの現象で、1ヶ月に2回、満月が観られる時の、その2回目の方の満月を『ブルー・ムーン』って呼ぶのだそう。そして、その2回目の満月のときに願い事をすると、叶うんだって!」
ということでした!
「えっ!そうだったの???」
それからもう一度、改めてその言葉について
調べていくうちに、『ブルー・ムーン』には、
色々な意味があると言うことが分かりました!
【『ムーン・リバー』に続くタイトルの『本当の意味と謎・その2』】
そもそも、(調べた当時)2010年は、5年に一度、見られるかどうかの
そんな稀な現象が、1年で2回もみられるという、
大変ラッキーな年のようで、『ブルー・ムーン』で調べると
それにまつわる話がたくさん出てきます!
本来ブルー・ムーンというのは、大気中の塵の影響で、
本当に月が青く見えたことを言っていたのだそうです。
しかし、それが1946年に『Sky & Telescope』誌の誤解で、
3年か5年に1度の割合で見える、一ヶ月に2回満月が見え、
その2回目の方の満月をブルー・ムーンと呼ぶ。
という解釈になってしまったのだそう。
では、作詞者のロレンツ・ハートはどういう意味で使ったのでしょうか?
でも「1946年に・・・」と書いてあるので、
この曲が作られた12年後の説なので、
ロレンツ・ハートはこの説を
『知る前に作った』と言うことですよね?
この曲が作られた12年後の説なので、
ロレンツ・ハートはこの説を
『知る前に作った』と言うことですよね?
ではやはりたんなる造語???
いやいや
もうひとつ古い説がありました
それによると、1883年インドネシアのクラカタウ火山の噴火後、
約2年間は日没が緑に、月は青に変わったと言われていました。
このような火山の噴火や隕石の落下時に
発生した『ガスや塵』などの影響で
かなり稀でいつ起こるかわからない現象でも、
発生した『ガスや塵』などの影響で
かなり稀でいつ起こるかわからない現象でも、
『月が青く見えることがある』と言うことが分かったのです
でも、そのような
『青い月』が見える現象は、そうめったに起きない
ということから、
『青い月』が見える現象は、そうめったに起きない
ということから、
『ブルー・ムーン』という言葉自体が
『きわめて稀なこと』、『決してありえないこと』
という意味を持ったのだそうです。
さらに、19世紀半ばには
『Once in a blue moon(めったにない)』
『Once in a blue moon(めったにない)』
という熟語が生まれ、
『めったに起こらないような珍しい出来事』、
『めったに起こらないような珍しい出来事』、
『特別なこと』という意味の慣用句として
使われることが多いのだとか
使われることが多いのだとか
【若生りえの「勝手にブルー・ムーン」解釈、決定!!】
今までのことを総合すると、どうやら、
その1、「ロレンツ・ハートの造語」
その2、「寂しげな青色に対して、幸せを表す金色」
その3、「めったに起こらないような珍しい、特別な出来事」
の3つの解釈が考えられる、ということですが、でも
その3の「めったに起こらないような珍しい、特別な出来事」
としての意味があるならば、やっぱり友人の言っていた説、
『5年に1度くらいの割合で見える珍しい現象で、
一ヶ月に2回、満月が見える時があり、
その2回目の方の満月を「ブルー・ムーン」と呼び、
それを見ながらお願い事をすると、その願い事は必ず叶う。』
という説を、ブルー・ムーンが1年に2回も起きた、
この記念すべき知った当時2010年の
『若生りえ・幸せ特別解釈』として、
下記の解釈『その4』を、
勝手に採用させていただくことにします(笑)
『若生りえ・幸せ特別解釈』として、
下記の解釈『その4』を、
勝手に採用させていただくことにします(笑)
ちなみに、ヴァースの中に出てくる、
『Morgan モルガン』というのは、
アメリカ5大財閥の一つである
モルガン財閥の創始者
モルガン財閥の創始者
ジョン・ピアポント・モルガンの事。
『On the sunny side of the street ~明るい通りで~』
の歌詞には、これも有名な『ロック・フェラー』が出てきますが、
ようするに『一代財閥を築き上げた人』を挙げて、
「よし!僕も一旗あげてやるぞ!!」
というような意気込みを表現しているのですね。
【さぁ!誰を聴く???】
もう、この曲も長く歌われています。
【誰を聴く??】
【誰を聴く??】
ナット・キング・コールやメル・トーメ、
フランク・シナトラ、ロッド・スチュワート、
ジョン・ピザレリなど、やはり男性主役の歌なので、
男性の名唱が数多くありますが、
女性歌手の間でも
男性の名唱が数多くありますが、
女性歌手の間でも
『Someone to watch over me~優しき伴侶を~』的な
意味に捉えられて、好んで歌われます。
ビリー・ホリデイ、カーメン・マクレイ、
エラ・フィッツジェラルド、ローズマリー・クルーニー、
サリナ・ジョーンズ。
あとは、あのエルビス・プレスリーも
シンプルですが落ち着いたいい雰囲気のナンバーです。
インスト(演奏)では、オスカー・ピーターソン、
ジョージ・シェアリングのピアノもオススメです!!
それでは!!
歌詞、メロディーともに、お楽しみください!!
月に願いを!
ブルー・ムーンですっ!
どうぞっ!!
《英語歌詞》
(VERSE)
Once upon a time, before I took up smiling
I hated the moonlight
Shadows of the night that poets find beguiling
Seemed flat as the moonlight
With no one to stay up for I went to sleep at ten
Life was a bitter cup for the saddest of all men
Once upon a time, my heart was just an organ
My life had no mission
Now that I have you
To be as rich as Morgan is my one ambition
Once I awoke at seven hating the morning light
Now I awake in heaven and all the world’s all right
(CHORUS)
Blue moon, you saw me standing alone
Without a dreaming my heart,
Without a love of my own
Blue moon, you knew just what I was there for
You heard me saying a pray’r for
Someone I really could care for
And then there suddenly appeared before me
The only one my arms will ever hold
I heard somebody whisper ”Please adore me”
And when I looked, the moon had turned to gold
Blue moon, now I’m no longer alone
Without a dreaming my heart,
Without a love of my own
ロッド・スチュワートがヴァースから歌ってます!
(ヴァース)
昔々のその昔・・・
それはまだ
心から笑うことを知らなかった頃のこと
僕は、月の光なんて大っ嫌いだった
詩人たちは闇夜の美しさを歌に詠むけれど
僕の心には何も響かず
ただ、ぼんやりと退屈そうに光るお月さんと
同じように思えたんだ
一緒に寄り添う人もなく
夜10時にはベッドに入っていた
この世の男性の中で
最も惨めな僕にとって
人生は、なんともほろ苦いものだった
昔々のその昔・・・
僕の心臓は
何も感じない
ただの『臓器』に過ぎなかった
自分の人生に、何の生きがいも見出せなかった
でも今、僕には君がいる!!
あの大財閥のジョン・モルガンのような大金持ちに
僕はきっとなってみせるさ!!
それこそ昔は
お日様さえもうとましく思いながら
朝の7時に起きていたけれど
今ではそんなことまるで嘘だったかのように
人生の何もかも全てが上手くいくような
そんな、とっても晴れやかな気分で朝を迎えるんだ
(コーラス)
ブルー・ムーン!!
夜空から、あなたには見られてしまっていた
心に夢もなく
生涯をかけて愛する人もなく
ただ一人、立ちすくむ僕の姿を・・・
ブルー・ムーン!!
でもあなたは知っていた
私が何のためにそこに立っていたのかを
そしてあなたは聞いてくれた
私の切なる願いを
「誰か、心から愛せる人にめぐり会いたい」
という、心の声を・・・
すると、突然!!僕の目の前に現れたんだ
この腕でしっかりと抱き、永遠に放したくない!
と思う、ただ一人の人と
そして、確かに聞いたんだ
「どうか、私を愛してください」
と、誰かが僕の耳元でささやく声を
その時、空を見上げると
まるで僕らを祝福するかのように
お月様が金色に輝いていたんだ
ブルー・ムーン!!
もう、あの頃の僕とは違うんだ!!
心に夢もなく
生涯をかけて愛する人もなく
ただポツンと人待ち顔して立ちすくんでいた
あの頃の僕ではないんだ・・・
イギリスのダイアン・ショー。
(ダイアン・シューアでもダイナ・ショアでもない・笑)