10/9(金)美肌ジャズタイム 『Fly Me To The Moon』放送の内容 | 美肌ジャズタイム

美肌ジャズタイム

『ジャズをもっと身近に』をモットーに、歌とフルートで活動している日本の女性ジャズ歌手若生りえのブログ。ジャズの歌詞について語っています。

電球ここでの解釈は、私、若生りえがあくまでも歌手として歌わせて頂く際の、一つの歌詞の世界であり「こんな気持ちで歌わせて頂いております」という一つの意思表示です。この世界の認識を押し付けたりするものでもありません。あくまでもご参考までに。また文章をお使いになる場合はお手数ですが、ひと言ブログへコメント頂ければ幸いですSAYUうふふ
10/9(金)美肌ジャズタイムの放送内容です。

第2回目に選んだ美肌ジャズナンバーは
『FLY ME TO THE MOON~フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン~』。

1945年、メイベル・マーサーという女性歌手のために、当時彼女の伴奏を務めていたバート・ハワードが作詞・作曲したもの。でも当時はあまりヒットしませんでした。

それが発表から8年後の1962年。ピアニストのジョウ・ハーネルが原曲のワルツから軽快なボサノヴァにアレンジして、しかも、タイトルをそれまでの『IN OTHER WORDS(言いかえれば)』から現在のタイトルである『FLY ME TO THE MOON』に変えて出したレコードが大ヒットし、一躍有名になりました。

それには時代背景も影響していたようです。

1945年『IN OTHER WORDS』発表
『IN OTHER WORDS』のタイトルで、バート・ハワードにより作詞・作曲される

1958年『NASAが設立』(発表から8年後)
アメリカ航空宇宙局『NASA』設立

1962年『FLY ME TO THE MOON』(NASA設立から4年後)
3拍子のワルツだった『IN OTHER WORDS』から、4拍子のボサノヴァ『FLY ME TO THE MOON』へタイトルを変更。ジョウ・ハーネルがアレンジし、自身のオーケストラでのレコードが大ヒット。

1969年『月面着陸成功』(タイトル変更から7年後)
アポロ11号人類初の月面着陸に成功する

このように、『FLY ME TO THE MOON』のタイトルになった前後というのは、当時の人々は「もしかしたら人類が月に行けるかもしれない!」「いや、自分たちもいずれ、宇宙旅行が出来るかもしれない!」という話題で盛り上がっていた。ということもタイトルが変更されたことにも影響していたようです。

旧ブログでは載せていなかったヴァース(最初の語り)からイメージしてみました。やはりヴァースから歌詞を読み進めていくと、コーラスからの歌詞の唐突感や段差がなく、ストレートに感じられますよね!!

それではどうぞ!!

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

詩というものはときどき
簡単に伝えられることを
わざわざ多くのややこしい言葉で
こねくりまわして表現されることがあるわ

でも本来
心からの思いを伝えたいときは
信念を拍子や韻をふんで簡潔に詠むものよ

だから私は歌詞やメロディーにのせて
あなたへの思いを歌にしたわ

私が言っていることが本当だと確信できるように
歌いながら説明するわね・・・つまり・・・

私を月まで連れて行って
そして星たちの間で遊ばせて

木星や火星の春がどんな風なのか
私に見せてほしいの

でもね、それは言い換えると
私の手を握って
っていうことよ

つまり言い換えると
私にキスして
っていうことなの

私の心を愛の歌で満たして
そしていつまでも
その歌を私に歌わせて

あなたは私がずっと夢に描いていた人
私の尊い、深い愛のすべて

つまり、言い換えるとそれは
ずっとそのままのあなたでいて
っていうこと

つまりね、言い換えると
これからもずっと
私はあなたを愛してる
ってこと

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

♪オープニングテーマ曲
『What a diff'’rence a day made ~縁は異なもの~』
若生りえVo&;Fl、細野よしひこgt、堀秀彰pf、香川裕史bs、田鹿雅裕ds

♪美肌ジャズナンバー
『Fly Me To The Moon  ~フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン~』
※只今ハイレゾで配信中!

若生りえVo&;Fl、細野よしひこgt、二村希一pf、ジャンボ小野bs、田鹿雅裕ds

♪コメット電機からのお知らせ曲

『Route66 ~ルート66~』
若生りえVo&;Fl、細野よしひこgt、堀秀彰pf、香川裕史bs、田鹿雅裕ds

♪エンディング曲
『きっと青い空』
若生りえVo&;Fl、細野よしひこgt