今年の年越しワイン 「モンドヴィーノ」のユベール・モンティーユ氏のワイン
あけましておめでとうございます!!
皆さんの2006年のワインライフにブショネや微発泡がありませんように!
今年も美味しいワインをたくさん飲んでいきたいものですね♪
さて、2005年から2006年への年越しワインとして、記念すべき1本としたのは映画「モンドヴィーノ」に出演していたユベール・モンティーユさんの作るブルゴーニュです。^^
モンドヴィーノの映画を見てから、ブルゴーニュの古豪が造る、テロワールや人間味のあるワインというのをぜひ飲んでみたいと思っていました。
映画を見てすぐにユベール氏のワインを検索し、評判の良さそうな1級畑”リュジエンヌ”のオールドヴィンテージを注文したのでした。
なかなか高いワインを飲む機会がないので、正月を口実に年越しワインにしてみました!
【名称】 ユベール・ド・モンティーユ ポマール 1級畑 レ・リュジエンヌ 1986
(Hubert de MONTILLE Pommard 1er Cru Rugiens)
【産地】 コート・ド・ボーヌ地区ポマール村 1級畑リュジエンヌ AOC
(Apellation Pommard 1er Cru Contorolee)
【造手】 ユベール・モンティーユ氏
【品種】 ピノ・ノワール 100%
【種類】 赤ワイン・フルボディ(7/10)
【輸入】 (株)徳岡
【芳香(90点)】 熟したプルーン、鉄や古木、湿った土の香り
【味覚(92点)】 旨みと苦味のバランス、人間味を感じる複雑な味わい
【価格(80点)】 10,030円(購入:ワインショップフィッチ様)
【総合満足度】 87点
<ワインショップ フィッチ様>
ユベール ド モンティーユ ポマール 1er cru レ リュジエンヌ [1986]
【ワインレビュー by RIEDEL】
まずは色合い、かなり明るめの赤橙、ややさび色がかった熟成を感じさせる色合いです。
香りをかいでみると、どことなく鉄のニュアンス、古木のすえたような臭い、湿った土の香りと、かなり複雑みを帯びた熟成香が感じられます。
中老のごつくて頑固な職人が、一心に金槌を振るっている絵が浮かんできます。
さすがに1986年物。20年という歳月が、このワインという飲み物にも’人生’のようなものを刻んできたんでしょうね。。。
感慨深いです。
味わいのほうは、旨みを感じさせつつ適度な苦味があり、渋い大人の旨みを感じさせます。
辛口ながらとろみと旨みと赤い果実味が混ざり合って、派手さは無いのですが底力の実力を感じさせるワインです。
開栓後40分、香りに甘みと果実香が強まってきました。ミルキーさも感じられます。
まだまだ変化していきそうなポテンシャルを感じさせます。
1日で飲み干してしまうには勿体の無い(値段的にも^^;)ワインです。
大晦日に半分ぐらい飲んだところで残りは元日に。
そして1夜明けた今日、神戸牛のすき焼きと共に残りを頂きました。
開栓した瞬間、蜜のような甘い香りが漂ってきます。
味わいは酸とタンニンを残しつつ、力強さは失われていません。
上品な赤と黒のビロードのドレスを着た貴婦人のような印象です。
人臭さがある、造り手の労力を感じさせる味わいのワインですね~。
良い所も悪いところも個性である、といった人間味を。
しかし1万円ともなると気軽に飲めませんね。^^;
造り手と向き合ってじっくり飲みたい、そんなワインでした!