国家試験対策_老齢・障害・遺族年金の出題比較 | ペーパー社会福祉士のうたかた日記

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社会福祉士資格をとるまでと、とったあと+α。浮世のつれづれ、吹く風まかせの日々。

そろそろ8月も半ばに入ってきて、
『手引』も届いた頃合いですね。
過去問にも着手しようかっという
佳境、天王山の時期が来ました。

しばらく沈殿してた試験対策、
こっから急加速していきますよぉ。
しっかりつかまってろぉ!


【社会保障】で最もイヤなネタ、
それは年金。

何がイヤかってと守備範囲の広さ。
老齢年金は【高齢者】、
障害年金は【障害者】などと、
どこにでも出没できる汎用性があり、

理念から社会手当との違い、併給、
ひねればヒネるだけ問題ができる。

けど、こないだ仕事でいじっていて、
ちょっと気が付いたことには、
年金の3つ、老齢・障害・遺族って
3つが均等に出されるわけではない。

老齢と障害は超ウルトラど頻出で、
遺族年金の頻度と比較にならない。
遺族年金ってほとんど出てないのー

なので、
均等に学習する必要もないかと。

遺族年金にディープに入りこんで、
中高齢加算だー経過的寡婦加算だ、
平成19年3月31日以前に夫が死亡、
遺族厚生年金を受けている妻は、
ココは40歳じゃなくて35歳だとか、

やり込みたいなら止めませんけど、
3つ均等にこだわるあまり、
老齢と障害がお留守になることは
避けた方がいーんでねーかと思う。

そして、

老齢基礎年金と障害基礎年金では、
障害基礎年金の方が重くてキツイ。

障害基礎年金では大問1つまるまる、
しかも事例とかで襲ってくるけど、
老齢基礎年金の凶暴度合いは低い。

年金制度でまとめた大問の中の、
選択肢の1つでひっそり出される。

だから、
この2つは学習するときの見どころ、
注意を払うべきとこに違いが出る。

すなわち、
老齢基礎年金は枝葉にこだわり、
障害基礎年金は全制覇

そんでは老齢基礎年金からいくど。

老齢基礎年金の選択肢イッコって、
わしがつねづね忌み嫌う1問1答な
こんなヤワなのは絶対出ませんよ。

問1 日本国内に居住している20歳以上60歳未満の者は、国民年金の被保険者である。

問2 20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料を納めると、65歳から満額の老齢基礎年金が支給される。

知らなければいけない基本だが、
これだけでは得点に結びつかない。

老齢基礎年金の出題パターンは、
介護保険の保険料の徴収とカラみ、
特例制度や猶予制度ともからむ。
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第24回【高齢者】問題124
介護保険法の保険料に関する次の記述のうち,正しいものを一つ選びなさい。
1 第1号被保険者の保険料の特別徴収の対象となる年金には,老齢基礎年金,遺族基礎年金及び障害基礎年金が含まれる。
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第24回【社会保障】問題50
3 国民年金の学生納付特例制度により,保険料納付の猶予を受けた者が保険料を追納しなかった場合,当該期間の国庫負担分のみが老齢基礎年金の支給額に反映される。
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第28回【社会保障】問題53
5 若年者納付猶予制度により,保険料納付の猶予を受けた者が保険料を追納しなかった場合,当該期間の国庫負担分のみが老齢基礎年金の支給額に反映される。
---------------------
○か×か?正解はCMのあとで!

1問目、
介護保険の保険料は年金の天引き、
これを「特別徴収」といいますね。
ここまでは定番中の定番知識です。

が、その年金はナニ年金なのか、
老齢以外の年金も入るのかどうか。

結論は「入ります」だけど、
イマは「介護保険料の特別徴収は
年金から天引き」だけでいっすよ。
あ、年額18万円以上、ね。

これは年金の問題というよりは
介護保険がメインの問題だけども、
逆に言うと、老齢基礎年金ってば、
こういう顔の出し方しかしないのー
謙虚というか、控えめというか。。

下の2問はちょっとめんどくさい。
これは決してお勧めしないけども、
ricorico方式、その名も
"ケンカ腰で要約を迫る学習方法"。

この2つの聞きたいことは何か?
長々言ってっからわかんないんだよ、
はっきり言えやこの野郎と脅すと、

あ、ハ、ハイ、えーと言いたい事は、
「猶予制度で納付しなかった場合に、
年金額ってどうなるの?」ですハイ…

そーか最初からそう言ってくれりゃ
もう少し穏やかに話ができたのに、
脅しちゃって悪かったね、ハハハ。

と、

口に出すかどうかは別として、
このやりとりを自分の中でやるとw

長い選択肢の意味をとるときとか、
長い漢字まみれの用語を覚える際、
結局ナニが言いたいんだお前、と
一言でまとめてみるといいですよ。

自己流じゃないかといわれるけど、
自分の脳は自分だけが動かせる。
自己流以外の学習方法なんかない。

「猶予」「免除」はまったく違う。
字が違うんだから意味が違って
当ったり前田の敦子ちゃんである。

下の問題2つに共通している、
「猶予」は猶予。

納付すべき年金を、事情によって、
待ってもらっているわけだから、
追納しなければ支給額は減ります。

選択肢で七めんどくさく言っている、
「支給額に反映される」というのは、
はっきり言えやお前方式を適用すると、
「その分の年金がもらえます」です。

逆に、
「その分の年金はもらえません」は、
=「支給額に反映されない」ですね。

「免除」をやり出すと長くなりますが、
ここでは「猶予とは違う」とだけ、
覚えておいていただければOKっす。

その他、老齢基礎年金の細かい部分、
受給要件・支給開始時期・計算方法
以外の枝葉の知識をあげておきます。

・繰下げ受給
・繰上げ受給
・在職中の年金
・雇用保険と年金の調整
・離婚時の年金分割
・合算対象期間(カラ期間)
・厚生年金基金加入期間があるとき

たとえばさっきの「猶予」とは、
「合算対象期間(カラ期間)」に入る?
これいかにも聞かれそうじゃないかー

調べると時間がかかると思うので、
またここで解説しますよ。
それまでは他のところやっといてー

次回、いよいよ、
障害基礎年金の恐怖が襲う!
(自分で分かってないと書けない)

あ、決まった!
男子体操団体、おめでとー!!
よかったよかった(←親心?)合格

錦織圭くんストレート勝ちでした!
よかったよかった(←親心?)クラッカー
国営放送はいい加減TV放送せい!


そんではまた近日中にも。
体調にはくれぐれもご注意を。


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問1○
問2○

第24回問題124選択肢1○
第24回問題50選択肢3×
第28回問題53選択肢5×
(下の2つは「反映されません」)