以前、「除光液転写について」という題で除光液転写の方法を載せました。
ですが試行錯誤を重ねるうち、その方法よりももっとキレイに写る方法を見つけましたので、
文章だけになりますが、ご紹介いたします。
① 道具・材料の準備
・ほるナビ
・作りたい絵のコピー
・除光液
・コットン
【ほるナビ】
SEEDから出ている消しゴムはんこ専用の消しゴムです。
わたしが普段利用しているのは「はがきサイズ」の「ふつうの硬さ」です。
硬さについては、自分のカッターが薄いため「硬め」だと彫り辛いので「ふつう」を利用しています。
いろんな消しはん作家さんとコラボしており、色によってかわいい図案も付いてきます。
彫りやすく、欠けにくいので愛用しています。
【作りたい絵のコピー】
わたしにとってはジョジョの漫画のコピーです。
コピーをとる際の注意点は、
必ずトナー機(コンビニにあるような複合機のこと)でなくてはならないと言うことです。
ご家庭にあるインク機の複合機では転写は出来ません。
コピーした紙からトナーの粉を除光液によって浮き上がらせ、
消しゴム板に乗せなおすことで転写をしているからです。
【除光液】
100均のでOK。
【コットン】
100均のでOK。
ティッシュよりもこちらの方が均一に除光液をのばせるので使っています。
② 転写方法
ここから手順を載せていきます。
①で紹介したほるナビは粉が付いていますので、あらかじめ洗うなどしてキレイに取り除いておきます。
ア) コットンに除光液をとり、消しゴム板に塗る
消しゴムの方に塗ります。
初めはなじみにくいので、同じところを何度か塗って下さい。
2回目以降のチャレンジでは、1回塗るだけで十分だと思います。
イ) コピーを消しゴム板に載せる
ア で塗った除光液が乾かないうちにさっとコピーを上に乗せます。
この作業はスピードが命です。
キレイに転写させるためには、
すぐ乗せる → 手早く全体を押し付ける → すぐに(丁寧に)剥ぎ取る
と、とにかく急ぐこと。
時間をかけて擦ったりすると、ぶれたり滲んだり一部が欠けたりします。
また、ここで失敗し、転写した絵が気に入らなかった場合は、
除光液をコットンにとり、丁寧にふき取って絵を消してください。
※ 除光液はトナーの粉を浮かせる働きをします。
ですので、多量に使うとせっかく転写した絵もぼやけてしまったり、
最悪消えてしまいます。
消しゴム板に先に塗ることで量を調整し、
急いで押し付けることで消しゴム板上のトナーが紙に戻ってしまうことを防ぎます。
ウ) 除光液が乾くまでしばし待つ
残った除光液が乾くまでしばし置いておきましょう。
上手くいった場合は、コピー並みにキレイに転写が出来ます。
(ですが、乾くのを待つ間にほんのすこしだけにじむ・・・気がします。
まだ除光液が多いのかもしれません・・・難しいです・・・・・・)
③ 注意点
上記の転写方法の場合、わたしだと4、5回くらいで成功するようになりました。
ですが、この方法だと、除光液の臭い(シンナー臭)が部屋中に広がります…
人体には毒ですので、換気にはくれぐれも注意してください。
また、失敗を重ねると、消しゴムの板から強烈な除光液臭がするようになってしまいます。
放っておけば薄れていくのですが、
あまりに強い場合は、しばらく風にあてて寝かせておくのがいいかも知れません。
これはアカン・・・と思ったら、脳がすかすかになる前にすぐに逃げてください。
除光液転写のやり方は、上記の通りです。
きちんとした手順の絵がないので、分かりにくかったかもしれませんが・・・
詳細が知りたい方は、コメント等でご連絡ください。
前回のディエゴも除光液で転写させました。
細部まで転写できるので、やはり重宝します・・・
文字やトーンは、この方法でなくては作れる気がしません。
それでは、皆様のステキな消しはんライフがより充実したものとなりますように・・・
というか、いいやり方があったら教えてください本当によろしくおねがいします