試食販売で市場シェアを拡大する方法 | 儲けを出すには売場を知れ。販売はライブだ!

試食販売で市場シェアを拡大する方法

試食販売など店頭プロモーションを実施すると、ほとんどのメーカーさんが一番気にするのは当日の売上。

まあ、売れる商品であることを証明して、店舗やバイヤーさんの印象をよくしたいところですからね(笑)

ただ、いくら売れたからといってもその後そのままだと何も発展性はありません。

ここにシェアを伸ばしていくメーカーとそうでないメーカーの差が出ます。





まず、単に売上だけで判断していると、


①売れない理由(売れる理由)がわかりません。

②次にどういう取り組みをすればいいのかわかりません。

③したがって、経費を無駄に浪費します。


これでは毎回ただ実施しているだけで発展性がありません。



実際試食販売をやった結果、得るものは売上だけではないんです。

実にいろんなものを得ることができます。



簡単にざっと挙げても、

消費者の声、反応、利用者の声、利用者の使い方、商品の長所・短所、販売店舗の様子、陳列の様子、売れるキーワード、好まれるレシピ、それぞれの年齢層の仕方、今後の改善点・・・

とにかくたくさんの情報が入ってくる。



この情報は売り手にとっては宝物です。


これがあると消費者との接点を見つけることができますからね。

(いわゆる、売り手の一方的な見解から脱皮できます)


市場シェアを伸ばしていくには、これらの情報を持って流通先バイヤーや店舗責任者に提案していくことが重要です。


この辺が上手いメーカーは、販売店の棚割り(商品棚のスペース・位置・シュア)の確保もスムーズですし、当然消費者の人気も上がっています。

中小でも伸びているメーカーは、試食販売のこういった利点を上手く使うため、最初の企画段階から弊社とのプロモーションにおける意思の疎通ができていますし、試食販売後に提出する報告書などを活用して、随時バイヤーや店舗担当者に次につながる提案をされています。


単に売上だけ見ているメーカーとは、ここに大きな差が生まれるんですね。


「売れた」「売れない」ももちろん大事ですが、シェアを拡大していくにはそれ以上にそのプロモーションから何を得たかが大事です。

一回や二回の試食販売で爆発的に売れたら誰も苦労しませんから(苦笑)


マネキン販売員を使った試食販売の費用対効果も見間違えないようにしたいものです。