ご近所の方が里親を探していて
ちびウサ達を見に行くことにした

事前に貰った写真には
白とブラウンのパンダと
白とグレーのパンダが写っていたのだ

『グレーのコ、かわいい♪( ´▽`)』

それが第一印象

扉が開いた瞬間
猛ダッシュでrhasaの足に一羽のウサギが抱きついてきたのだ
小さなグレーのパンダ
それが アンリ

photo:01


その瞬間 家族になった

大和撫子なアンリは
朝は目覚まし直前にrhasaを起こし
夜は ウトウトしながらもrhasaが起きてる限り
いつでも付き合ってくれた

photo:02


いままで一度も
目を閉じて眠っているのを見たことがなかったくらいの
大和撫子っぷりだった

ケンカもしたけど
それでも いつでも味方でいてくれた

photo:04


父が病に倒れたときも
実家がなくなったときも
親族がいなくなったときも
ずっと起きて 見守ってくれていた


5年前
アンリも大病をし 危篤になったコトがあった
お医者様にはドラマのように

『今夜が峠ですね』

そう言われた

母にさえ泣きすがらなかったrhasaが
泣いて頼んだ

『1人にしちゃヤダ~!』

って

そのとき
アンリは月に帰るのを取りやめてくれた

photo:05


今回は止められなかった
もう起き上がることも
水を飲むことさえもできないくらい衰弱していたのに
私が鼻を啜るたびに
目を開け 耳をrhasaに向け
「生きよう」としてくれた
時々痛みに痙攣し
キューキューと悲鳴まであげながらも
(鳴かない動物なのに‥)
震える手を差し出してくれた

だから
泣くのをやめた
いなくなちゃうのは辛いけど
そこまで頑張られちゃったら‥
もう見送るしかない

仕事に行くときに
笑顔で

『今までありがとう
アンリほどの相棒はいない
泣かないから
見てないから
安心して旅に出ていいよ
またね』

そう言ってドアを閉めた









帰ってくると
アンリは月へと旅立っていた
初めて見る寝顔は
めちゃめちゃキュートだった

涙は簡単には止まりそうもないけど
こんなに愛してくれる相棒に出逢えたrhasaは
シアワセだ

アンリ
キミは、rhasaにとって
最高に最幸な存在でした

photo:03



ありがとう
大好きだ♡