BUS&TRAINroom@ROSAFOETIDA14

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バス&鉄軌道画像サイトです。
廃止された姫路市営バスの画像もこちらで公開。

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神姫バスでは1日より、全域でダイヤ改定、および路線の改廃が行われました。

旧姫路市営バスの路線網で動きがあったのは、書写線のうち、書写山ロープウェイにアクセスする、姫路駅(北口)~姫路城大手門前~姫路高校前~御立中1丁目~書写駅を結ぶ本線で、それまで[8]系統だったものが、[10]系統に変わりました。

市営バス時代の最盛期には、

[6] 姫路駅(北口)発→辻井→御立(現・御立中3丁目)→書写駅行 ※神姫バス移管前に廃止

[7] 6番の逆 ※同上

[8] 姫路駅(北口)発→姫高前(現・姫路高校前)→書写駅行

[10] 姫路駅(北口)発→好古学園前行

[11] 8・10・42番の逆

[42] 姫路駅(北口)発→姫高前行 ※臨時/神姫バス移管前に廃止

以上の4系統で運行されており、平日朝に片道1~2便のみの存在にとどまっていた区間便につけられていた[10]を番号のみ復活させた形となっていますが、旧市営バスとは付番法則がまったく異なり、旧市営バスでは単なる幕番号であるため上下で番号が異なるものが大半を占めていたのに対し、神姫バスは上下共通かつ、1つの親系統に対して区間便、数停留所までの経由地違い便をまとめた関係で、書写本線は好古学園前止まり、北山口止まり/発であっても[10]がつけられています。

このほかに兵庫県立大学工学部発→姫路駅(北口)行が平日のみありますが、そちらは[7]系統で変わりません。また、大池台発着の支線も市営バス時代を引き継いだ[9]系統のままです。

京阪電気鉄道は今月に入って、13000系の先頭車両・デハ13037~39、13087~89が川崎車両にて竣工し、寝屋川車両管区に搬入されました。中間車両が落成しなかったこともあり、予想される運用には、

(1) 休車中のサハ6両を組み込み、4両編成3列車にしてワンマン運転に供用する

(2) 2両編成を組み、淀屋橋・中之島(下り方)向け増結車両として6両編成と併結する

(3) 中間車両は追って搬入

この3通りが考えられます。

 

このうち最も可能性が高いのが(1)で、玉突きで支線運用を追われることになるのが10000系の4両編成4列車。彼等に、9000系(8両編成5列車)のうち4列車から抜き取った中間車両各2両を組み込んで6両編成化することはあり得ますが、運転士不足が懸念されている京阪電気鉄道では、本線にもワンマン運転を拡大することをすでに検討しており、急行以下で、6両編成で運行するものはできればワンマン運転にしたいというのが本音でしょうね。

 

(2)は同社において、ここ数十年の間は分割併合をおこなった実績がないものの、東福寺~伏見桃山の間で急行通過駅がすべて7両分しかホームがないことを考えると、淀、もしくは樟葉どちらかの駅で淀屋橋・中之島寄り2両を上りは切り離し、下りは増結する運用が発生する可能性は十分にあります。ただ、(3)ともども今後の動向いかんとだけ申し上げましょうか。

阪神電気鉄道が野田駅~天神橋筋六丁目停留場の間で運行していた路面電車「北大阪線」は、49年前の廃止後、阪神バスにより同じ北大阪線の名で代替バスが運行されてきましたが、運転士不足の影響から、明日午前の1往復をもってこの代替バスも廃止になります。

阪神電鉄バス時代には、日中でも30分間隔で運行されていたのですが、大阪駅・梅田駅に乗り入れていないことが災いしたのか徐々に減便が進み、近年は土休日ダイヤの朝方1往復のみとなっていました。北大阪線単独区間である北野(阪急大阪梅田駅より、阪急電鉄本社をはさんで北へ徒歩数分の場所)~天神橋筋六丁目の間はバスがなくなりますが、さらに北側の城北公園通には、大阪シティバス[34](大阪駅前~守口車庫前)が日中でも高頻度で運行されているため、これが事実上の代替路線になるようです。また、阪急中津駅~野田阪神前の間では、大阪シティバス[58](大阪駅前~野田阪神前)も毎時2~3回の割合で運行されており、これも代替路線として機能します。

 

阪神バスでは、野田甲子園線の残党で北大阪線の送り込み回送を兼ねた野田杭瀬線(野田阪神前~阪神杭瀬駅北)が明日、同じく野田甲子園線の残党である杭瀬甲子園線(阪神杭瀬駅北~阪神甲子園駅)も12日に廃止され、阪神の一般路線バスは大阪市内から完全撤退します。

阪神により開かれた野田阪神前バスターミナルは、明後日より大阪シティバスのみが発着することになり、阪神電気鉄道にしてみれば、庇を貸して母屋を取られるも同然となったようです。

京阪13000系の6連口である13030番台は、現在のところ6列車が在籍していますが、寝屋川車両管区において留置中の、7連口(13020番台)より抜き取られたサハ6両のうち1両が、改番されサハ13537となっています。これにより13030番台の年度内の増備がほぼ確定しました。

京阪電気鉄道では運転士不足のため、現在は宇治線、交野線で実施しているワンマン運転を、本線系統にあたる淀屋橋・中之島線にも拡大する方針で、13030番台もこのワンマン運転対応に漸次改造されるか、既に対応済みであることを考えると、急行以下は6両編成が基本になる可能性も出てきました。それより運行本数の少なさを何とかしてもらいたいものですが・・・。

四国最大の都市・松山市を中心として道後平野に路線網を持つ伊予鉄道では、横河原高浜線・郡中線で使用される700系(元・京王電鉄5100系)の置き換えを目的として、自社発注車両となる7000系を再来年上半期から3年間で18両(3両編成×6列車)、導入することになりました。近畿車輛が製造するステンレス車両で、近年の本州JR3社や大手私鉄の車両群のようにデジタルサイネージ、二か国語による自動放送装置、液晶式次駅案内表示機を装備することになっています。

伊予鉄道においては35年前、冷房化および旧型車置き換えを目的として、京王電鉄(当時は、京王帝都電鉄)より2010系・5100系を大量導入、2010系を種車とするグループは800系、5100系を種車とするグループは700系となり、横河原高浜線と郡中線の主力として使用されたものの、同じ京王電鉄の3000系を種車としてVVVFインバータ制御車両に改造された3000系が入線すると、老朽化が目立っていた800系は漸次引退し、4両は銚子電気鉄道へ譲渡され、700系も2両が銚電へ渡っていきました。自社発注の車両は610系4両(2両編成×2列車)がありますが、こちらはアルナ車両製の車体に、東武鉄道2000系の下回りを組み合わせて完成したもので、純然たる新車とは言い難いものです。

7000系の導入が新車になった背景として、1067mm軌間の大手私鉄において、引退した18m級3扉の車両で状態のよいものが今のところないに等しい状況が挙げられます。また1435mm軌間の大手私鉄だと、18m級3扉の車両そのものがまず譲渡対象にならない上、下回り更新などで多大な改造費用を生じることもあり、やむなく新車に切り替えたのだといえそうです。

一昨年9月の減量ダイヤ改定にともない運用を離脱し、淀支所に留置されていた京阪2600系00番台のクハ2803ほか最後の11両が、昨日付けで廃車となりました。これらの11両は、およそ60年ほど前に2000系として製造され、昇圧対応工事を施され2600系に改番されたものですが、老朽化が著しく、去就が注目されていました。

なお30番台は7両編成4列車ともに今後も使用されますが、昇圧直後には131両と京阪最大のグループとなっていた本系列が、20%ほどに減少する辺り、時代の流れの速さを感じますね。

一昨年に、運転士不足の影響で大阪駅~加島駅などの路線を廃止した阪急バスが、今月5日の最終運行日をもって、以下の4路線を廃止することになりました。

(1)吹田管内

阪北線梅田系統【11】大阪駅~上津島・阪急園田駅

大阪市内区間のうち大阪駅(梅田)、十三駅から撤退します(千里管内の【50】新大阪駅~豊中駅~柴原阪大前駅は引き続き運行)。

(2)石橋管内

豊中西宮線【96】石橋阪大前駅~西宮北口、【97】豊中駅→西宮北口

廃止区間は豊中駅~中之島(大阪府池田市)、新開橋(同)~下河原(兵庫県伊丹市)、北村(同)~西宮中央病院前(同・西宮市)で、モノレール開業前までは多数のバスが発着していた蛍池駅から完全にバスがなくなります。特に豊中駅~中之島は平日朝に片道1本のみで、この区間は明日で廃止になります。

国道171号線の下河原~昆陽里は伊丹市営バスが運行中です。

(3)宝塚管内

宝塚空港線【90】宝塚駅~大阪国際空港

国道176号バイパス経由。阪神淡路大震災の影響で一旦廃止されたものの、数年後に再び運行を開始したいきさつがあります。1日の運行回数は2回きり。

(4)唐櫃管内

三宮有馬温泉線【6】三宮~有馬温泉

共同運行する神姫バスの単独運行に移行し、大幅な減便が行われます。神姫バス担当便も今年度末に路線再編が行われる見通しです。

 

阪急バスの本社は豊中市にあるとはいえ、阪急電鉄の拠点である梅田からの一般路線撤退は惜しまれるところです。

阪急電鉄では来年度から、京都本線特急・通勤特急・準特急における座席指定車両の運用開始に合わせ、1300系(1300N系)の発展形である2300系(以下、2300N系)の導入を決めました。導入本数は未定ですが、5両目のサハ2350形が、座席指定車両に充てられます。神戸・宝塚線に導入される2000N系がオールロングシートであるのに対し、こちらでは2350形が転換クロスシート、その他はセミクロスシートです。

本形式導入に伴い、9300系の処遇が気になるところですが、急行準急・普通専用に改造して3300・5300系を置き換えるのではないか、との憶測もあるようです。

 

ちなみに2300系を名乗る形式は2代目で、初代は「頭脳電車」と呼ばれていたチョッパ制御車両でした。クモハ2300・サハ2380・モハ2330・クハ2350各形で構成され、4両または7両編成を組んで、主に普通列車で使用されますが、1300N系導入に伴い消滅していきました。これに加えて2800系と呼ばれる2扉クロスシート車両も製造され、こちらは初め特急に使用し、その次の特急専用車両6300系が増備されると3扉ロングシート化されて一般車格下げが行われますが、そちらは抵抗制御のまま2300系より一足早く引退しています。サハ2880形の中には、2300系に組み込まれた車両もありました。

 

2300N系には、クハ2400形(2300形も当然のことながらクハです)、サハ2450形、モハ2900・2950形がありますが、阪急電鉄での車両称号改定前は下2桁00~49が動力車、50~99が無動力車、さらに3300系以前は百位が神戸線0、宝塚線1、京都線3と決められていた(改定後に導入された1000N系、1300N系は、百位が神戸・宝塚線は無動力車0・1、動力車5・6、京都線は無動力車3・4、動力車8・9、無動力車の下2桁は運転台ありが00~49、運転台なしが50~99)ため、これらは阪急電鉄として初の付番になります。

神姫バスが運行する旧・姫路市営バス路線のひとつ大津線 (【95】姫路駅南口~英賀保駅南口~はりま勝原駅~下太田車庫・下太田住宅、【96】姫路駅南口~英賀保駅南口~北河原西口~姫路南高校~JR網干駅)は、13年前の時点では【95】【96】ともに毎時1回運行されていましたが、運転士不足の影響もあり、今年4月のダイヤ改定で平日は1日に下り9本/上り10本、土休日6回に削減されています。その内訳;

【95】平日4回・土休日2回

【96】下太田住宅経由:下り3本/同上り平日1本・土休日3本

【96】下太田住宅経由せず:下り平日2本・土休日1本/同上り平日5本・土休日1本

市営バス時代には幹線級の扱いを受けていたのですが、JR神戸線と完全に並行することが災いしたのか、神姫バスに移管されてからは、ダイヤ改定のつど削減され、実に7割もの大幅削減となりました。広畑区小坂辺りで分割し、東西それぞれを増発するなどしてJR神戸線のフィーダーに徹する方が望ましい感じがします。

 

さらに減ったのは旧・余部線、現在はウイング神姫が運行する上余部循環線で、こちらも市営バス時代末期には毎時1回あったのですが、山電網干駅~下太田住宅が廃止され、さらに循環系統化(【53】山電網干駅~坂出~ツカザキ病院前~JR網干駅~上余部~網干市民センター~山電網干駅)したことで内回り平日2本・土休日1本、外回り毎日1本にまで減りました。それも午前中だけです。改悪以外の何ものでもないのですが、これも運転士不足がたたったのでしょう。日中と夕方に、内回り・外回りそれぞれ2本あれば、より利用されやすくなると思います。

 

他方、昨年開院した県立はりま姫路医療センター(以下、県立医療センター)へのアクセス路線として運行形態が改変した日出町線は、【25】姫路駅北口~宮西町循環(逆時計回り)、【25】姫路駅北口~日出町循環(時計回り)を廃止する一方で、【26】姫路駅北口~県立医療センター~阿保車庫/東姫路駅は毎時4回に増発(半数以上は東姫路駅発着)、昼間時間帯において、国道2号線以南では最も運行回数が多い路線になりました。県立医療センターに乗り入れない【29】姫路駅北口~日出町は、新設からわずか1年で日出町~阿保車庫を短縮しながらも毎時1回を確保しています。

JR東日本では、現在使用されている205系の置き換えを目的として、鶴見線にE131系を導入します。

(ソース→https://www.jreast.co.jp/press/2023/yokohama/20230724_y2.pdf)

 

日光線仕様と同じく3両編成で、205系が9列車、E131系は8列車であるため、運用数の削減はほぼ確実とみられますが、つい30年近く前までツリカケ車のクモハ12が走っていた路線とは思えない変貌ぶりを見せてくれることでしょう。

 

なお、同じ鎌倉車両センター中原支所が所管する南武線浜川崎支線では、新潟から上京してきたE127系が間もなく運行を開始するため、この先の205系の動向が気になるところです。