どちらが正しいかを論じるつもりはありませんが、
顕進様を支持する方々の中に、亨進世界会長を非難する意見があるので、思うところを書かせていただきます。


なぜ真の御父母様は亨進様を世界会長にされたのか。
父母様のメシヤとしての歩みを始めて理解された方だからです。
「七死復活八段完成」に対しての悟りを得られ、真の愛とは何であるかを初めて悟られた方だからです。
その意味を私たちはしっかりと受け止めなければなりません。

2009年7月19日の天一国食口礼拝において、亨進様は以下のように語られております。

「啓示を通して霊的な目が開かれ、真の父母様の真の愛を目にした後、私は泣き続けるしかありませんでした。私は妻を抱きしめ、一緒に涙を流しながら、祈祷しました。私は心から、お父様の前で悔い改めをしました。真の愛の意味と価値をこんなにも遅く悟ったということがとても恥ずかしく、申し訳ありませんでした。私は真の父母様に、天から受けた啓示と悟りについて、手紙を書きました。」

この頃、亨進様は21000拝の敬拝を捧げられ、涙ながらに真の父母様を証されています。
そして、そんな亨進様に対しての真の父母様のご様子については以下のように語られております。

「翌朝、訓読会の後、金孝律補佐官が真の父母様に、私が捧げた手紙を読んで差し上げたといいます。手紙を読みながら、金補佐官は自分でも知らないうちに、涙がこぼれたといいました。数十年間真の父母様に侍ってきたのですが、真の愛が本当の意味で何なのか、分からなかったと告白していました。真の父母様も喜びの涙を流されながら、“ついに私の子供たちが理解したのだなぁ”と語られたといいます。お父様はいつか、子女たちが霊的な目を開き、真の父母様の真の愛を悟り、告白する日を待ってこられたのです。」

父母様はご自身でこんなお話をされたことはなかったことでしょう。

「ついに私の子供たちが理解したのだなぁ」

と、涙ながらに語られた父母様の心情を私たちは察しなければなりません。
父母様に愛され、尽くされ、それでも父母様の愛の価値が何たるかをわからない。
そんな無知なる人類であることを思い知らされるエピソードです。

亨進様はこのようにも語っておられます。

2010年5月2日 日曜礼拝にて

「私は真の父母様に尋ねました。「お父様。私たちは二世として原罪がないではないですか」。お父様は「そうだ」とおっしゃいました。「私は二世として原罪がないので、自動的に天国に行くことができますか」と尋ねてみました。とても重要な質問だったのです。私は、「原罪がないので、自動的に天国に行けるのか」ということをお父様に尋ねたのです。お父様はとても簡単に答えられました。「そうではない。そうではない」。私たちは、完璧な人でも、原罪がなくても、歴史的な遺伝的罪と連帯罪がすべてあります。そして、私たちが完璧だと思っても、それは正しいことではありません。すべての人たちがそのような過ちがあるので、赦しを受ける必要があるのです。私たちは、その罪を赦してくださる主に出会わなければなりません。その主との出会いを通して、私たちは永生を得るようになるのです。」

実はこの礼拝には直接参加していました。
今でも忘れません。
自分自身でどうしても許せなかった思いがこの礼拝で解かれたのです。
それは自分自身の醜さ、汚さ、まさに罪深さに対しての思いでした。
神様は、真の父母様は愛と許しによって新しい人生を与えてくださいました。
それは十分にわかっていたはずなのですが、どうしても自分で自分を許せなかったのです。
その思いが足かせとなって、どうしても自分にブレーキをかけてしまい、これ以上前に進めません、と清平で涙ながらに祈祷し、そして与えられた答えでした。

私たちにはどうにもならない罪がある
しかし、その罪を主は贖ってくださったのだ
そして、自分自身にはそれを裁く権利も許す権利もないのだ
唯一それが出来るのは、真の愛を持った神様と真の御父母様しかいないんだ


そのような悟りがこの礼拝で与えられたのです。
まさに自分を縛り付けていた罪からの解放でした。

それ以降、必要以上に自分を裁くことが無くなって来ました。
真の愛を受けるに足るような人間ではないが、その負債は、それに足るような人間になるために必死で努力することでしか埋める事は出来ない、ということがよくわかりました。
そのお陰か、人を裁くことが極端に減ってきました。
それまではとにかく人の足りないところを見つけては裁き、見つけては裁き、その思いに耐えかねて理想を追うことを諦め、どうせ世の中こんなもんだと斜めからみるような、そんなひねくれた思いを抱えて生きていました。


さて、話を戻しますが、

世界の統一は真の愛によってのみ可能である、という意味は私たちが思う以上に深刻なのではないでしょうか。
今の統一教会においても、ひとりひとりが神様の真の愛を相続することが出来るよう真剣に努力することによってのみ、道が開けていくのではないでしょうか?
そして真の御父母様は千年先、万年先においてそれがどれほど重要な事であるかを理解されているはずですし、そのような観点から全ての判断を下し、指示を出されているはずです。
だからこそ、亨進様はあのように父母様に侍っておられるのではないでしょうか。

そして何よりも、真の父母様のメシヤとしての価値を理解出来ない私たちのために、亨進様が先頭に立って、メシヤの前にあるべき姿を示して下さっているのではないでしょうか?

私はそのように理解しています。それでも今の私たちには真の父母様の見据えておられる未来の億万分の一も理解出来ていないのかもしれませんが…。

「ついに私の子供たちが理解したのだなぁ」

と語られる真の父母様の心情を察するとき、ただ神様を愛し、孤独な歩みを捧げながら、神様の真の愛を相続する息子を待ち焦がれておられた父母様であったことを初めて知りました。

そして2009年11月18日、真の御父母様の任命によって、文亨進会長がUPF世界会長に就任されたのです。

そのような大きな恩恵の中で信仰を育てていただいたものとして、世界会長を愚弄するような記事を書き、メシヤとしての真の父母様を見くびるような見解を述べるのは黙ってみていられません。





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