国民挙って国策協力　少年倶楽部昭和15年10月号　452

国民挙って国策協力

この頃は、少年誌の内容も、国策協力になっています。
昭和15年は、日独伊三国同盟の調印、
大政翼賛会が発足した年です。
ぜいたくは敵だという標語が生まれたのもこの年で、
敵性語という理由で、ミス・コロムビアやディックミネなど、
カタカナの芸名が槍玉にあがり
改名させられたこともあったようです。

表紙：「胸に秋風、楽しい勤労」岡吉枝画

少年倶楽部　第27巻第10号　昭和15年10月
大日本雄辯會講談社発行
148X210mm 本文260頁
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少年倶楽部は1914(大正3年)に大日本雄辯會講談社が創刊。
敗戦後の1946年に少年クラブと改名した。
江戸川乱歩・大佛次郎・高垣眸・佐藤紅緑・吉川英治らが
小説を連載。田河水泡「のらくろ」、島田啓三「冒険ダン吉」、
中島菊夫「日の丸旗之助」などの漫画が人気を博した。

村の掲示板
村の掲示板に、少年飛行兵の募集のポスターがはり出されてから、
僕たちは、そこを通るたび思はず立ちとどまって、
きりっとした飛行兵の繪にみとれてしまふ。
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