婦人グラフ 大正14年6月号 388 | 郷愁倶楽部

婦人グラフ 大正14年6月号 388

婦人グラフ 表紙:亀井 実 岡本太郎





グラフ01
グラフ02




婦人グラフ
大正14年6月号
第2巻 第6号

国際情報社発行 
80銭 242mm X 326mm


表紙:亀井 実筆










「趣味」に培はれて
 花の如き鎭目日出子さま

グラフ03

モノクロの写真から製版で作り出したカラー写真のため、
色調が不自然ですが、そのため、レトロ感が増しています。







葉ずれの韻
医学博士林蓮太郎氏令嬢 多能なる雪枝さま

グラフ04








夏向きの流行婦人帽と靴
巴里と紐育の流行

グラフ05


グラフ06


もう ちょいとのところで……

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この時代には、珍しい写真。





都会の夏を彩る涼し気な浴衣いろいろ

グラフ08
グラフ09







人生道場 岡本一平


岡本一平は、社会風刺漫画で
大正から昭和初期にかけて活躍した漫画家です。
夏目漱石に認められ東京朝日新聞に入社。
そこで漫画を描き、その後漫画家として独立。
昭和初期に、一平塾という漫画家養成の塾を開き
そこで巣立った人達には、カッパの漫画で有名な、
清水崑近藤日出造杉浦幸雄がいます。

明治43(1910)年、岡本かの子と結婚。翌年岡本太郎誕生。
しかし、 個性の強い二人は衝突することが多く、結婚生活は破綻
かの子は不倫を繰り返し、

なんと、かの子の不倫の相手を
一平の了解のもと同居させるという、
”前代未聞の夫婦生活”を続けたそうです。






僕の家の家庭は
所詮家庭という名前は当たらない。


若し名前を付ければ人生道場と言いたい。

つまり一人の男の人間と一人の女の人間とか

切り々磨き合つて如何に人間は生活したらいいか?

この問題の工風研究許りしている。



グラフ10

上の写真は、漫画家 岡本一平と妻の岡本かの子。

穏やかな笑顔の二人ですが、大正十四年、
このころには二人の生活も、落ち着きを取り戻してきたのでしょうか。



岡本一平の人生道場
文字の大きなページを用意いたしました。
http://ameblo.jp/retro-illustration/entry-10831165568.html








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