高い樹の枝にぶら下がる人(スコブル外骨)379
宮武外骨 滑稽新聞 スコブル
宮武外骨 滑稽新聞 スコブル 明治三陸地震
高い樹の枝にぶら下がる人
明治三陸地震
今日も、岩手県で震度5弱の地震がありましたが、
このお話は、今から118年前の
明治29年6月15日午後7時過ぎにおきた
明治三陸地震の逸話のようです。
津波の高さは、宮古市で約19m、
岩手県の「綾里湾の奥」というところでは
38.2mもあったようです。
wikipedia 明治三陸地震
このお話の主人公は、
運良く高い木につかまり一命を取り留めたため、
笑い話のようになっていますが、
先の津波を経験された方々は、人ごとではないでしょう。
天災は忘れた頃にやってくる。
百年数前にもこのようなことが起きていたのに
その教訓があまり生かされなかったのは残念ですね。
先日四国で、海を望む宿に泊まったときは、
海抜を確かめてしまいました(笑)
大正5年(1916年)に
宮武外骨によって創刊された、
月刊誌スコブルの
第三号に掲載されたものです。
スコブルは、
スコブル遊び心のある雑誌でした。
スコブル 第3号 大正6年1月発行
奇抜雑誌社 10銭
188mm X 256mm
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