靖国神社の桜 329 | 郷愁倶楽部

靖国神社の桜 329




首相の靖国神社参拝が問題になりましたが……
今年も,桜の季節となりました。

桜の靖国神社
靖国01


貴様と俺とは同期の桜 離れ離れに散ろうとも

花の都の靖国神社 春の梢に 咲いて会おう



同期の桜 作詞:西條八十



気象庁は25日、東京の靖国神社にある桜(ソメイヨシノ)の
標準木が開花したと発表しました。

上の絵は少年倶楽部 昭和15年5月号に掲載された
ペン画で有名な樺島勝一(椛島)さんの作品です。
 




靖国のお父様に逢ふ軍国の遺児

靖国03

靖国02





靖国神社に一万四千四百柱の英霊が
新たにお祭りされました。

少年倶楽部 昭和15年10月号

靖国09








首相の靖国神社参拝が問題になりましたが……

ジャーナリスト 江川紹子さんの
国内問題として首相の靖国参拝を考える」という記事が気になり
この目で確かめるべく、靖国神社の「遊就館」に行ってみました。


切符

遊就館で上映されている映画を見ると
自分が、戦前の軍国主義の日本にタイムスリップしたかのような
錯覚を覚えました。

私のつたない文章より,ぜひ、江川紹子さんの
国内問題として首相の靖国参拝を考える
をご覧ください。





兵士は出征するとき、
生まれ故郷の人達から盛大な見送りを受けます。
これは名誉なことであると同時に
強烈なプレッシャーとなります。

「誓って国を出るからにゃ、手柄たてずにおられよか」

残された家族は、働き手を失って生活が苦しくなるので
地域の人達の助けが必要になります。
兵士は捕虜になるなど「不名誉」なことを起こせば、
留守家族に肩身の狭い思いをさせることになるでしょう。

江川紹子さんも書かれていますが
純粋に国(国に暮らす人々)のためを思い、
戦地に赴かれた方の心情には心打たれるものがありますが、
それを利用し、冷静な批判を封じるような雰囲気を作り出し、
否応もなく戦地に送り出す、
そんな時代の再来だけは避けたいものです。





少年倶楽部の昭和16年2月号で
「靖国神社の英霊に捧げる文」の募集がありました。



靖国04
靖国05





少年倶楽部の昭和16年5月号で発表された
「靖国神社の英霊に捧げる文」の入選作


靖国06


「靖国神社の英霊に捧げる文」の入選作は
 こちらでご覧いただけます。

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