ドイツでの古城生活 | Retro-Bianca~東欧、ドイツ雑貨買付け&旅行記~

ドイツでの古城生活

こんばんは。
またまた前回のブログから月日が経ってしまいました。

ビアンカちゃんが暇になるのを待っていると
なかなかブログを更新できないので、
今日は店主が、お客様からもご要望の多かった
ドイツでの古城(廃墟)生活についてほんの少し書きます♪

次回こそは、ビアンカちゃんが
お城の中のあちこちを紹介してくれるはずなので…。


ここは、ドイツのとある田舎町。
ガタンゴトンと1時間に1本しかない単線の列車に乗り
お友達が住むこの田舎町へやってきました。


友達は、お城なんて名ばかりで、廃墟だよ。と言っていたものの
あ~、お城なんて!!ワクワク!ドキドキ!!!と
来る前から楽しみにしていました。

駅に着くとお友達がお迎えに!!
お友達の旦那さんの古カッチョイイ黄色のドイツ車に
さらにゴトゴトと揺られ、お城に到着。

頭の中で、子供の頃に読んだ童話のお城を想像しすぎたみたい。

こいうのもお城っていうのね。

ヨーロッパの古くて大きなお屋敷というイメージ。

でも、300年前に建てられたもので、文化財にもなっていて
お部屋はなんと22部屋もあるのです!!!


まずは、敷地内に入りお屋敷の近くまで行くと
友達の旦那さんTの作品、大きな大きな蛇口が迎えてくれます。(笑)

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建物の中に入ると、大きなエントランスがあり
旦那さんTのギャラリーに。

うぉおおおお~~~!!格好良い!!
興奮しまくりです。

スーツケースを置いて、我慢できずあちこちと探検しました。

まずは、中庭へ。

中庭から見たお屋敷。
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お堀を泳ぐ鴨の親子をながめながら、まずはくつろぎタイム。
木に掛けられたハシゴはもちろん登りましたが、
途中で怖くなって引き返したへっぴり腰の店主です。
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バーベキュー、そしてキャンプもできるんです。
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ヨーロッパの建物って、ただでさえ夏でもひんやりとしているのに
お城の中は通常の建物よりも一段とひんやりしています。

そう、冬は地獄だったみたい。

家の中なのに!!
暖炉もあるというのに!!!
真冬は部屋もマイナスの世界。

昨年の冬は、初めての越冬だったのですが、配水管が凍結するのを防ぐ為に、
暖炉で石を温めて、配水管が凍らないように絶えず石を交換するという日々を送ったそうな。


日本もそうですが、古い家を快適に住めるようにするのには
やはりお金がかかりますよね。

実は、お城自体はそんなに値段が高くないらしいのです。
もう金額は忘れてしまいましたが
お城の物件は数百万でもあるらしいですよ。

本当に住めるようにする設備投資や、
お役所の審査や申請に莫大なお金(4~5億とか)かかるというのを知りました。
お城のご購入を考えておられる方はぜひ、ご参考に。(笑)

友達は、その完全設備を整えていないこの物件を間借りしていた訳です。
(と、こう書いている今、真冬の地獄が来る前にベルリンに
再び引っ越しをする準備を進めている頃だとは思うのですが)



このお城で気に入った場所は色々あります。

リビングもとっても素敵なのですが、
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※お友達と番犬で飼ったつもりが人なつこくって
泥棒が入った時にも吠えなかったカーラちゃんが一緒に寝ています。


その中でもお風呂がなんとも良いのです。
そんじょそこらのお風呂じゃありませんよ。

半円状の低い天井で薄暗い空間、朽ちた壁。
全体写真が撮れなくって想像しにくいかと思いますが、
中世というと大袈裟ですがそんな遥か昔の怪しげな小部屋のような雰囲気。


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この棺桶風のがお風呂です♪
ここにお湯をためて、入ったあとは排水ができないので
お湯をバケツに入れて何往復もかけて捨てに行くのです。

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本当に私たち先進国の現代人は恵まれた暮らしをしているし
過剰なまでに利便性を追求し過ぎな事など色々と考えさせられる
良い経験となりました。

ここでは、散歩や探索をしたり、本を読んだり、
そして時には昼過ぎからワインを飲みながら色々な話をして、
夜には友達夫妻のおいしいご飯を毎日ご馳走になっていました。

ヨーロッパカップの期間中という事も忘れるほど夜も静かで
とっても楽しい日々を過ごして来ました。


次回、ビアンカちゃんのお城探索の前に、
このお城でご馳走になったご飯を始め、買付け中に食したものを紹介したいと思います。
(いつになるやら、期待せず気長にお待ちください。)