みりゃ~ですってば
「へぇ・・・」
そんなことより。今日、ハードオフに行ったらこいつが売っていたんですよ!
「箱付きのディスクシステムですか」
これが500円だなんていい買い物したよっ
「早速動かしましょうよ」
おk!ファミコンにつないでスイッチON!
【ギィィィィィィギャァァァァガッガガガガ】
「早く止めて下さいっ!」
すっげえ音だ
「異音とかいうレベルじゃないですよ」
ベルトが駄目になっているな・・・
ディスクシステムはディスクの駆動にゴムベルトを使っているので経年劣化によりゴムベルトがもろくなり使えなくなります。発売から20年以上たった今、一度もベルト交換をしていないものが起動する確率は0.000000001%以下でしょう
「O9システムとはよくいったものだわ。・・・って何言わせるんですか!」
パターン青!ベルトです!
「やめなさい!」
はい・・・
と、いうわけでディスクシステムのベルト交換をしていきます
ディスクドライブを少し前にずらしコネクタを外します(注:ここは固着している場合があるので力まかせに引っ張らずに左右にゆする感じで外してください)
次に上の黒い部品を外します
この部品はバネで止まっているだけなので簡単に外れます・・・がこのバネがとても飛びやすく小さいため無くしやすいです(私も飛ばしてしまい探すのに2時間かけたことがあります)
黒い部品を取りました
次は真ん中の軸に付いている部品をとります
この部品は六角ネジで止まっているため六角レンチが必要です
そして軸受けをはずしたら裏に行きます
4つのネジが見えますが右下以外の3つのネジを外します(注:ここから先のネジはかなりの確率で固着しており異常に固いです。押し付ける力8割、回す力2割くらいで回しそれでも開かない場合は潤滑油の使用を試してみましょう。力まかせに回すとネジ山が削れ二度と回らなくなります・・・)
ここではすべてのネジを外し、左側の三つ又になっているギア等がくっついた部品を慎重に取り外します
このようになったら次は最大の関門、黒いプーリーを外し溶けたベルトを除去します
黒いプーリーを少し持ち上げ
後ろの軸受けから外します。この時、力を入れすぎると手前のギアが割れてしまいます(手前の白いギアは構造上外せるようになっていません)
繊細な力加減と自分のカンを信じて見事外すことに成功したら、プーリーにくっついている溶けたベルトを掃除します
マイナスドライバー等で粗方削り落とし、激落ちくん等で仕上げます
綺麗になりました(もちろんモーターについたベルトも掃除してください、基板の上もベルトでぐちゃぐちゃ・・・ということもよくあります)
綺麗になったところで新しいベルトを掛けます
交換するベルトは千石電商で売っている直径70mm 幅1.2mm 厚さ1.2mmのベルトでも直径70mm 幅5mm 厚さ0.5mmのベルトを二等分したものでもいいようです(私はヤフオクで300円で買ったものを使用しています)
ベルトを写真のようにプーリーに掛け
ここからが読み込み精度に直接関わってくる大事なヘッド調整です
回していくとあるところでヘッドが{カシャン}といい一番後ろに移動します
そうしたら軸受けの六角ネジがヘッド側に向くようにし止めます
ヘッド調整が終わったら後は元のように組み直します
早速動かしてみましょう
「手馴れたものですねぇ~30分くらいで修理できちゃいましたね」
まぁこれだけやってきてるからね
全部私がベルト交換してます☆
「なんだプロか」
「そういえば今回私の出番少ないような・・・」
えっ。き、気のせい気のせいハハッ
「・・・」
ハハッ
質問コーナー
Q ヘッド調整のとこ写真の欲しいです
A サーセン撮り忘れました
Q ベルトは輪ゴムでも代用できる?
A 輪ゴムは伸び縮みして回転が不安定になるので無理です
Q 冒頭の怪しい人間のようなもの何?
A 私です
Q ホントに?
A 私です
Q なぜ顔出しした
A 文化祭でテンションあがっちゃってつい・・・
Q この顔写真使ってもいい?
A 敬愛する「サカモト教授」をパクr…参考にしたものなのでどうぞご自由にお使いください。私の名誉を著しく傷つけない限り、絵にしようが加工しようが友達に見せて笑いのネタにしようがかまいません(ありえないと思いますが商業利用の場合は連絡下さい)