だいぶ暖かくあったとはいえまだ3月。
雷魚を狙うにはいささか早すぎる感もあるが、一昨年から雷魚に取り憑かれている私としてはもはやじっとしていられない季節。
実は3月に入って気温が急上昇して以来、本日で4回目の雷魚池調査になる。
朝はゆっくり7時に起きて地元では希少なカムルチー池へ。
まだちょっと肌寒いせいか浮いている雷魚の姿はない。
こうなると付き場は池の東側のブッシュの中しかない。
目を凝らしてそのエリアを探るとやっぱり奴が居る。
フロッグにこそ見向きもしないが、時々空気呼吸に上がってくる。
中には80クラスの大物も見えた。
なんというか釣れなくてもそれだけで癒される自分が怖い(笑)
一応フロッグもダンゴ、ブレード付き、ポッパーと一通り使ってみたがアタックはなし。
そんなこんなでのんびりキャストを楽しんでたらなんと他のアングラーが来るではないか!
「この時期にこの池にくるキチガイがもう1人居たか」なんて思いながら見ると手にはバスロッドにスピナーベイト。
内心
「貴重なカムルチー池でなんて事しやがる!」
って思ったが、残念ながらこの池は私だけの物ではないので偉そうに言う事はできない。
しばらく様子を見ていたら向こうの方から近づいて来て
「大阪から来たんですがこの池でバス釣れます?」
と聞かれたので丁重にバスが釣れそうな池を教えてあげました。
と、まあ微妙に気まずいやりとりがあったのですが、この方が今後同じタックルでしかもマウスオープナーなしで雷魚釣りに来ない事を祈ります(笑)
こういう事を言うとバス釣りをしている方は不愉快かもしれませんが、バスより雷魚の方が多い菱や蓮のカバー池でスピナーベイトやワームで狙うのは極力やめて頂きたい。
スピナーベイトやワームは魚さえ居ればどんなフィールドでも釣れるけど、フロッグの雷魚釣りはオープンウォーターでは成立しにくいし、この釣りの醍醐味はやはりカバーゲームでなければ味わえない。
これは雷魚マンの身勝手かつ自己中心的な言い分だ。
バスタックルで雷魚とのファイトを楽しみたい人も居るだろう。
カバーでのバス釣りが好きな方も居るだろう。
それ以前に何をしようが人の勝手だと思う人も居るだろう。
そういう人はせめてラインブレイクだけは避けて欲しい。
それと釣り上げた魚はできるだけダメージを与えず無事に帰してやってほしい。
具体的には80lb以上のラインを使ってやってくれれば良いのだが、少なくとも16Lb以下でカバー打ちするのは絶対やめて頂きたい。
後フックオフの為のマウスオープナー、ロングペンチ等は必ず用意する。
マウスオープナーは980~3,800円ほどするが、魚を大切にし、楽しく快適に釣りをする為なのだから安いものだ。
かなり身勝手な言い分だが私達雷魚狂にとって雷魚とフィールドは尊く、貴重なのものだという事だけは解って欲しい。