和箪笥特有の金物を再利用し、
全体のイメージは「桐箪笥」のままに
インテリアの雰囲気に合わせて、深みあるフレンチポリッシュで仕上げます。
奥様が嫁がれた時に誂えられた思い出の品
お嫁にだす家族の思いと、婚礼家具としての文化の証が
鍵金具に施された「家紋彫刻」に表れています。
そんな歴史と思いが込められた金具を丁寧に取り外していきます。
再利用を考えての取り外しですので、柔らかい真鍮板が曲がら無い様、
慎重にひとつひとつ… 緊張の連続でした。
取り外しを終え、表面の砥の粉を洗い落とし、
テレビボードと同じカラーレシピで染色塗装を施します。
桐特有の吸水性を考慮し、染色後は十分に乾燥させました。
十分な乾燥の後、
シェラックニスを使ったフレンチポリッシュで仕上げ塗装に取り掛かります。
AFTER
通常「桐箪笥」に施す塗装は、
砥の粉、焼桐、漆、渋柿、オイル、ウレタンですが
今回の桐箪笥には「30% French polish」を施しました。
本来であれば美しい鏡面になるまで磨き上げることができる塗装ですが、
あえて桐の木質、風合いを残したままマットに仕上げてあります。
アンティーク家具やバイオリンなど西洋工芸品に用いられるシェラックを
日本の伝統家具である「桐箪笥」に施すのは、私は初耳&初挑戦の事でした。
世界には桐を使った楽器が存在し、その塗装にフレンチポリッシュを施す事があるそうです。
これ以外の「桐&フレンチポリッシュ」情報はインターネット上では見つかりませんでした
漆でもない、ウレタンでもない、
アンティークのそれがもつ独特な艶感と風合い、桐箪笥に良く似合っています
テレビボード・和箪笥チェストなど、その他の情報はホームページをご覧ください
今回も超大作に仕上がっておりますので、
お時間頂き、パソコンからの観覧をお勧め致します。
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