名古屋は積雪20センチ超えたようですよ
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/023.gif)
うちの庭もこんなに積もっていました。
そんな寒い寒い中、外出も控えPC作業に没頭しておりました。
そして、できたのがコチラ
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
ムダに高い合成技術(笑)
本当は年賀状用に作成していたのですが、年賀状にはもうひとひねりした物を別に作ります。
一応、答えは新年一発目のブログ&フェイスブックで発表しますが軽くスルーしてください
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/036.gif)
さて、クリスマス目前の雪化粧で心ウキウキな今日にお伝えしますのは、
コチラの伸長式アンティークテーブルです
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
フェイスブックページを「いいね!」頂いている方はご覧になられていると思いますが、
こちらの写真⇩ 上のテーブル天板の部分的ビフォーアフターです。
2枚の写真、どちらも同じポイントを撮影したものですが・・・
左半分のいかにも古い雰囲気を持つ方が約80年程前のテーブル天板、
右半分の白い板が今回新規に製作した新しい「0歳」のテーブル天板です。
1枚目の写真ではオールドオークと白木とで、ハッキリと年齢が見て分かります。むしろ同じ種の木材とは見えないかもしれません。
2枚目はオールドオークの表面を整え、隙間を埋め、白木と同時進行で色調調整を施した状態です。
いかがでしょうか、
どちらも同時期のアンティークな雰囲気になっていませんか?
新たにアンティーク風の物を作り出すよりも、
既にある古き物に合わせて新しきを作る事は実はとても難しいのです。
今回ご紹介するのは「0歳と80歳の奇跡の共演」そんな修理のお話です。
お客様がフランス滞在時にご購入されたオーク無垢材のアンティークテーブル。
やさしい華のレリーフが女性的で美しく、どことなく田舎のお婆ちゃんのような暖かい素朴なイメージも思い浮かばせます
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/139.gif)
これ程味わい深いテーブルもなかなかありませんが、
長い年月と沢山の思い出の中で「味」では済まない状態にまでなってしまっています。
一見少し色あせたくらいかな?と見えるテーブルの天板ですが・・・
影を当てると… 波打つほど、激しい歪みが
これでは生活の中で使うには流石に難しいかもしれません。
それでも、お客様にとっては捨てられない特別な思いがあります。
同じ様なデザイン、時代の物は探せばいつの日か見つかるやもしれませんが、
フランスで見つけた家具との出会いや、共に過ごした思い出は、代えられないものでしょう。
リストリーのコンセプトは、
Re(再生)+ Story(物語)です。
お客様の大切な物をいつまでも語られる物であるように、
誰にでもできる修理や修復ではないからこそ私たちがお客様の最後の砦となれる。
そんな思いと確かな技術でお応えしています。
今回の修理ではテーブル天板の新規製作とエクステンション部分の再生をさせて頂きました。
まずは既存のテーブル天板と同等の天板を製作する為に、じっくり観察。
せっかく天板を作り直しても同じように歪んでしまっては意味がないので、
既存の天板より中板を10ミリ厚くし構造もただ板を載せていた物から実矧ぎへ変更。
いつもオーダーメイド家具の注文があると製材・施工をお願いしている大阪の木工房さんへお願いし、既存の木目と近い木材を探して頂きました。
今回もとても良く似たオーク材を見つけて下さり、ありがとうございます
エクステンション(両翼)の既存塗装を剥離し、0歳の新規天板と共に表面を削り、
約80年という長い垢を丁寧に落としていきます。
何度も収縮、膨張を繰り返した無垢材はすっかり油分を失い、かさつき、隙間もあいています。
修理ではなく、修復する気持ちで丁寧に保湿し、隙間を天然膠で埋めておきます。
![アフター比較](https://stat.ameba.jp/user_images/20141218/13/restoryweb/a9/e7/j/o0800060013162220307.jpg?caw=800)
左が約80年という長い年月を生き抜いた木の姿、
右が新たに製作した生まれたての木の姿、違和感ありますでしょうか。
年代、産地、製材方法、部分的な違いにより染料の吸い込み具合や、
油分の有無で全く違う木材を同じ風合いに仕上げるのは至難の業です。
正直、今だから言いますが ホッと一安心です
最後に全体をワックスで磨き上げ、脚枠と同様に艶を合わせます。
レリーフ部分もお肌カサカサでしたがオイルを染みこませ、磨きあげれば元の姿に近づきます
今くらいの乾燥が激しい時期にワックスで適度な油分を与えてあげると家具の乾燥しすぎを防ぎ、いつまでも元気でいられます。
日々のケアが大切ですね。
さて、それではビフォーアフターをご覧下さい
全体的に色あせが無くなり、程よい艶が戻りました。
せっかくの納品写真なのですが、当日はあいにくの雨でございまして…
さらに、お客様の御新居が現在建設中との事でダイニングでドーン
っと撮影ができませんでした
お肌カサカサな状態が、すっかり生まれ変わりましたね
オーク材独特の木目がとても優しく、ナチュラルな雰囲気を演出しています。
当然ですが、1mmも歪んでおりません
これから先、ガシガシ使って沢山キズついて、次の修理が必要になったころにまたお声がけ頂きたいです。どんな風にこの家具が成長していくのか、楽しみですね
以上、伸長式アンティークダイニングテーブル修理のご紹介でした。
「時々ブログを見させて貰っています。
そんなメッセージ
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/172.gif)
とっても喜んで頂けて、本当に良かったです。
来年の御新居完成時には是非、テーブルを囲んだ皆さんの姿を見てみたいです
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/176.gif)
お写真
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/111.gif)
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