入店のこと ~予約時間を過ぎたらどうするの?~
予約を入れた時刻に行くことは当然ですが
必ずしも全員が時間通りに辿り着けるわけではありません。
電車が遅れたり、道に迷ったり、想定外のことが起こったり・・・。
時間にうるさい人でも絶対ってことはないのです。
入店は予約時間の5分前後が望ましいです。
だから早く着けばよいというものでもありません。
また予約を入れた時間には、
予約を入れた人数で行くことが非常に大切です。
コース料理は2人以上からオーダーするもの。
ひとりでも遅れると料理がスタートできません。
だから、人数を揃えてから入店することが望ましいのです。
私の場合ですが
15分以上遅れそうなとき、電話を入れるようにしています。
「何時に予約した○○ですが・・・着くのが何時ごろになりそうなのですが・・・・」
という感じの電話をしています。
ラストオーダーに影響する場合は別ですが、
多くのレストランでは
「お電話有り難う御座います。お気をつけてお越しください」
というような優しい対応をしてくれるはずです。
また忘れがちですが、
早く着いてしまうときも、電話をする方がよいでしょう。
店側も対応の準備(心構え)があると思うので・・・。
レストランに着くと、スタッフがお出迎えしてくれます。
何十分も前から外でスタッフが待っているレストランもあれば
店内からこっそりうかがっているレストランもあります。
温かく迎えられると同時に
予約した名前を聞かれるので、落ち着いてはっきり答えましょう。
中に入ると受付(レセプション)もしくはクロークで荷物を預けます。
預けるときに注意して欲しいのが
・男性は財布を預けないこと。
・女性はハンドバック(小さなポーチ)を預けないこと。
レストランでは席で会計をします。
財布が手元にないと、ちょっと格好悪いので注意しましょう。
女性のハンドバックは、ファッションの一部みたいなものです。
だからクロークで預けるものではないので、これも注意しましょう。
基本は男性は手ぶら、女性はハンドバック1つだと思ってください。
クロークで鞄を預けると
ダイニングもしくはウェイティングルームに案内されます。
このとき歩く順番は、以下のような順がよいとされています。
案内がいるとき → 1.案内人 2.女性 3.男性
案内がいないとき → 1.男性 2.女性
女性をうまくエスコートすれば、この流れに自然となりますが、
しかし、日本の女性は男性の後ろを歩く癖があります。
女性が前を歩かない(このルールを知らない)からといって、
無理に誘導する(口論になる)のはスマートではありません。
自然の流れで、この並びになることが理想ですが、
無理なときは、この順序を気にせず進んだ方がスマートです。
レストランでは男性が女性をエスコートするものです。
マナーに困ったとき「エスコートするんだ」って気持ちを忘れなければ
意外とスマートに対応できるものです。
注意事項
■大きな荷物を持って入店しないこと
特にホテルのレストランの場合、
大きな荷物を抱えて入店する人をよく見かけます。
大きな荷物を持たないことは、暗黙の了解みたいなものなので覚えていてください。
■鞄を預けないとき
鞄を預けるか聞かれたとき、預けなくてもそれほど問題はありません。
4人用のテーブルに案内された場合は、
空いている椅子に鞄を置くよう勧められます。
もし空いている椅子がないときは
ウェイターの邪魔にならない足元に置くケースが多いです。
■ハンドバック
女性のハンドバックは、
背中と椅子の間(おしりの辺り)に置くか、
ウェイターの邪魔にならない椅子の下に置きます。
たまに、椅子に掛けている人を見かけますが
これはウェイターの邪魔になるので注意しましょう。