ものづくり企業の人事総務をワンストップで専門サポートするインディペンデント・コントラクター(IC独立業務請負人)が日頃思うこと

大手自動車会社での30年の人事総務経験を経て,2014年にIC・行政書士として独立しました。グローバル化進展の中、業務のアウトソーシング化など荒波にさらされつつある人事総務部ですが、企業活動を支える総務系業務の重要性・専門性など日頃思うところを語ります


テーマ:
独立人事業務請負人(人事IC)の木村勝です。

2013年4月に65歳の雇用義務化を定めた改正高年齢者雇用安定法が施行されていますが、改正から1年半が過ぎ、最近50歳以降のオジサン世代に関する処遇や対処法に関する書籍や論考が増えてきています。

例えば
濱口桂一郎さんの「日本の雇用と中高年」(ちくま新書)
楠木新さんの「人事のプロが教える働かないオジサンになる人、ならない人」(東洋経済新報社)
榎本雅一さんの「60歳までに知らないとヤバい定年再雇用の現実」(角川新書)
等々です。

また、2014年8月2日号の週刊ダイヤモンドでは、『オジサン世代に増殖中 職場の「お荷物」社員』 という特集が組まれています。

当方も7月9日池袋の東京海上日動あんしん生命様のセミナーにて「今日から始める未来の働き方~エイジレスな働き方を可能とするキャリアデザイン術」というタイトルでお話をさせて頂いたのですが、労働力減少の中で貴重な戦力として頼るべき、高齢者世代の働き方については、まだまだその向かうべき方向性が見えておらず、各社暗中模索という感じだと思います。

労使協定による経過措置の適用がなくなるのは、まさに当方世代昭和36年4月以降生まれ世代からですが、法改正後は”それまでは厳密に経過措置を適用するぞ~”という企業よりは、”既に65歳までの再雇用やむなし”というった運用のところが多いような気がします。

今までは、何やかんや言っても60歳定年というポイントは大きな区切りの時期になっており、ここでサラリーマンは一息ついて自らの今後のキャリアを考えていました。

しかしながら、法改正以降これからは”周囲を見ればみんな働くようなので取りあえず自分も65歳まで働いて、それからのことはその時になって考える”という人が増えてきますので、かえって60歳でキャリアをチェンジする方がマイノリティになってきます。

昔は、職場の知恵袋のようないぶし銀のベテラン社員の判断に敬意を払って仕事を行うような雰囲気があり、”派手さはないが、コツコツと人の目に見えない部分で会社・職場に貢献しているベテラン社員”が結果としてセレクトされて職場に残り、高年齢社員と”現役社員”がうまく融合していました。

高齢者本人も自分の立ち位置を暗黙の裡に理解し、受入職場もその役割を認知しているような良好な職場での関係が実現されていましたが、今後は”玉石混淆”(言葉は悪いですが)で”会社へ再雇用で全入”してきます。

高年齢者に対する処遇も、決して高年齢者のモチベーションを上げるような制度には今のところなっていませんので、働く側も60歳以降については、”無理しない範囲で”とか”処遇にあった程度の働きぶりで”といった意識がどうしても出てきます。

高齢者の問題は、高齢者本人のモラルだけではなく、その立ち居振る舞い・勤労意欲などの影響が職場の”現役世代”にまでマイナス影響として及ぶ危険性があるところが大きな課題です。

若い管理職のマネジメント上の最大課題が職場の高齢者社員の労務管理になるようでは、日本の将来も暗いです。

中高年齢社員の活用は、女性j活用推進以上にその条件整備や意識改革が必要ですが、なかなかモチベーションをUPさせる方向の処遇制度を企業では打ちだせないところにジレンマがあります。

企業人事からすると、”国の年金政策の失敗を何で企業に押し付けるんだ”という被害者意識も正直あると思いますが、高年齢者社員活用は、人事部として対応によっては、最大のリスクにも、労働力不足の中で他社を凌駕する最大の戦力にもなりうる問題だと思います。

早急に取組べき課題の人であること間違いないですね。
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